ウッドデッキのテラスから電車の行き交う鎌倉の街の様子を楽しみながら過ごす「SÔNG BÉ CAFE(ソン ベ カフェ)」。お米を素材にしたフォーやパッタイなど東南アジアの屋台料理を、ランチでのんびりと楽しめます。現地で買い付けた雑貨や食品の販売もあり、思わぬ掘り出し物に出会える楽しみもあるカフェをご紹介します。

ゆったりとしたひと時を心地よく過ごすアジアンカフェ

どことなくアジアの食堂を思わせるような親しみやすさがある「SÔNG BÉ CAFE」。大切に使われてきたテーブルやイスからほんわかとした温かみが伝わるお店で、テラスでは心地のいい風を感じながらのんびりと過ごせます。

店主の宇治香さんは、ベトナムやタイなどの東南アジア諸国に出向くことが多く、現地で学んだ本格的な屋台料理やデザートをメニューにラインナップしています。お皿や箸のカバーなどからもアジアの雰囲気が漂います。

広いテラスでは毎週木曜日に近隣の農家から届く無農薬野菜を販売しています。採れたての新鮮な野菜をお目あてに、地元の人にはもちろんのこと立ち寄る観光客も多く、タイミングが合えばのぞいてみるのがおすすめですよ。

南ベトナムの素朴な磁器に想いをよせて

お店の屋号は、ベトナム南部のソンベ村で古くから日常使いの器として焼かれていた磁器・ソンベ焼きに由来しています。村で採取される黄白色をした土で焼く磁器はやさしい色あいで、中国やフランスの文化の影響を受けた色柄で絵付けされています。今は制作されていない貴重な器で、最近はビンテージとして注目を集めています。

一皿のなかで甘・辛・酸を味わう本場の屋台料理

自慢のアジア料理は、16種類ものハーブとスパイスで煮込むタイの「グリーンカレー」(950円〜)やベトナムの国民食「フォー」(850円〜)など、現地の味を堪能できます。なかでもタイの屋台料理「パッタイ」は、ナンプラーをはじめとした6種類の調味料を煮込んだオリジナルソースが味の決め手の一皿。これに別添えの砂糖・唐辛子・酢をかけて、甘味・辛味・酸味を自分好みに調えるのがタイのお作法なのだとか。

しっとりまったりがクセになるこのカフェだけのスイーツ

宇治さんがベトナムの屋台で食べた焼きバナナの美味しさが忘れられなくて、それをイメージしながらレシピを考えたという「アジア風バナナケーキ」。現地では皮をむいたバナナを熱した鉄板でギュッと挟んで焼いただけにも関わらず、ギュッと濃縮された自然の甘みに驚いたのだそう。その味を再現した生地にはナチュラルな甘みがいっぱい詰まっています。

甘いスイーツにはぜひ名物の「ベトナムコーヒー」を一緒に。ココナッツオイルでコーヒー本来の甘い香りを引き出したベトナム産のコーヒー豆を、専用のフィルターで5〜10分ほどじっくり時間をかけて落としていきます。コンデンスミルクを入れると濃厚なキャラメルラテ風に早変わり。

目を引くものが目白押しのワールドワイドな雑貨たち

ベトナムのフォーやコーヒー、お弁当箱など東南アジアの食品や日用品の販売もしています。世界を旅する宇治さんが現地で心惹かれて買い付けた雑貨類も並び、カラフルな色使いは見ているだけでもワクワクとしてきます。

カップから飛び出していたつぶらな瞳のシマウマやキリンはよく見ると鉛筆でした。竹のお箸ケースや旅行に持っていきたいベトナム刺繡のポーチなど、手づくりの温かさが伝わる雑貨は日常で使えば使うほど心を豊かにしてくれます。

店内ではアーティストを招いて絵本の朗読や音楽のライブも開催するなど、鎌倉からさまざまな情報も発信しています。地元で親しまれるカフェでほっと一息入れてくださいね。