『廃墟に乞う』『警官の血』『制服捜査』など、多くの警察小説を手掛けた直木賞作家・佐々木譲が初めて挑んだ法廷ミステリー『沈黙法廷』が連続ドラマWにて映像化される。この作品の主演を女優の永作博美が務めることが発表された。

 東京都北区の赤羽で、一人暮らしの老人が絞殺体で発見された。赤羽署の刑事達は警視庁と組み捜査を開始する。付近住民によると、被害者宅には時折、家事代行の山本美紀という女が出入りしていたという。彼女の仕事先では、他にも複数の不審死が発生していたこともあり、彼女の自宅前には別の県警の警察車両も訪れていた。連続殺人犯として美紀に関するマスコミの報道は過熱するばかり。彼女は一体、何者なのか。

 永作が演じるのは、捜査線上に浮上する山本美紀役。美紀を演じるにあたり永作は「自分の運命を受け入れ、淡々とした日々を過ごす、そんな緩急のない女性を演じるというのは、実はとても難しいことで…」と語るが、その一方で「でも、私自身が歳を重ね、様々な人たちの人生に触れたり、経験を積んできたりしたからこその今、やっとこういう役に挑戦できるのかなと思います」と手ごたえも感じているようだ。

 さらに出演に関し「恐怖と狂気と悲哀が混在する世界に生きる彼女を、どう演じていくのかはまだ模索中ですが、この難役にやりがいを感じている自分もおります」と役柄への挑戦に前向きな姿勢も見せている。

 永作を主演に抜擢したプロデューサーは、以前『連続ドラマW 私という運命について』で永作が出演した際に「穏やかな表情の奥にある、沸き起こる熱量を目の当たりにし、人間が本能で持っているあらゆるパワーに驚かされるばかりでした」と衝撃を受け、そのイメージが今回の役柄にマッチし起用に至ったことを明かしている。

 また今回は、本作のキービジュアルも解禁。手錠をかけた永作の写真は妖艶な雰囲気に包まれており、悪女にも、淑女にも受けとれる二面性を秘めたビジュアルとなっている。

 『連続ドラマW 沈黙法廷』 (全5話)は、9月24日22時よりWOWOWプライムにて放送開始(第1話無料放送)