女優の松岡茉優が28日、都内で行われた「第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎授賞式」に出席。映画『蜜蜂と遠雷』で主演女優賞受賞に松岡は、喜びと共に「(原作者の)恩田先生がきっと死ぬ気で書いたんだろうから、中途半端な映像化をすることは絶対に絶対に許されないと思って一生懸命撮りました」と振り返った。

 同日には、清原果耶、市川実日子、成田凌、池松壮亮、渋川清彦、真利子哲也監督ら受賞者が登壇。また、前年受賞者として、松坂桃李、安藤サクラ、高橋一生、岩田剛典、平手友梨奈(欅坂46)、是枝裕和監督、白石和彌監督、上田慎一郎監督、プレゼンターとして浜辺美波らも出席した。

 映画『蜜蜂と遠雷』での演技を評価され、主演女優賞に輝いた松岡は、花柄のドレス姿で壇上へ。「主演女優賞をいただいたということは、映画全体も褒めていただいたと認識しておりますので、蜜蜂と遠雷のスタッフさんにもこのきれいな花を見てもらいたいと思います」と笑顔。

 さらに、大変だったシーンを聞かれると、主演男優賞を受賞した池松が映画『宮本から君へ』で体を張った演技を評価されていたことを持ち出し「鈴鹿(央士)くんと一緒に連弾するシーンは朝まで撮って寒かったんですけど、私あんなに炊飯器からご飯かきこんでないし、宙ぶらりんにもなってないし骨も折ってないし。血も出してないし。血だらけになったらまた呼んでください」と語り、笑いを誘った。

 一方、『愛唄 −約束のナクヒト−』『デイアンドナイト』『いちごの唄』に出演する清原は、新人賞を受賞。3作品への出演について清原は「この3作の撮影は3年前ごろにそれぞれ行っていたんですけれども、その2、3年で私の中での人生の歩み方だったり、生きていくうえでの考え方を、脚本だったり関わった役から教わることがすごく多くて、より芝居を愛して、芝居と向き合って生きていきたいなと思える作品だったり人に出会った数年間でした」と回顧。

 加えて「考えることも悩むことも多くて、ぐるぐる同じところをさまようこともあるんですけど『それが清原果耶らしいよ』と教えてくれた方がいたり、今の自分を否定しないで前に進むことということの強さをたくさん教わった作品たちです。私の中で大切な作品で新人賞をいただけて、光栄に思います。これからも精進します」と意気込みを語った。

 受賞作、受賞者と対象作は以下の通り。

■作品賞:『新聞記者』(藤井道人監督)
■監督賞:真利子哲也監督(『宮本から君へ』)
■主演男優賞:池松壮亮(『宮本から君へ』)
■主演女優賞:松岡茉優(『蜜蜂と遠雷』)
■助演男優賞:渋川清彦(『半世界』『WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ』『閉鎖病棟−それぞれの朝−』)
■助演女優賞:市川実日子『初恋 〜お父さん、チビがいなくなりました』『よこがお』
■新人賞:清原果耶『愛唄 −約束のナクヒト−』『デイアンドナイト』『いちごの唄』
■外国作品賞:『グリーンブック』
■石原裕次郎新人賞:成田凌『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』『翔んで埼玉』『人間失格 太宰治と3人の女たち』
■石原裕次郎賞:『アルキメデスの大戦』(山崎貴監督)