俳優の吉沢亮が主演を務める2021年の大河ドラマ『青天を衝(つ)け』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)で序盤の舞台となる埼玉県内でのロケが5日、共演の高良健吾、橋本愛と共に行われた。主人公・渋沢栄一役の吉沢は「現場の雰囲気もすごく良く、空気感もつかめてきたような手応えがあるので、いい方向に進んでるなという気がしています」とコメントを寄せている。

 大河ドラマ第60作となる本作は、約500の企業を育てるとともに、約600の社会公共事業に関わり、「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一の生涯を描く。7月下旬にクランクインし、新型コロナウイルス感染症対策を取りながら撮影が進められている。

 ロケが行われたのは、埼玉県嵐山町の鎌形八幡神社。劇中では栄一たちの故郷・血洗島の神社という設定だ。

 吉沢は、栄一の故郷・埼玉県の雰囲気について、「すごくのどかで、空気もきれいですてきな場所です。このような周りの空気のきれいさとか清さを感じながらお芝居することができているので、のびのびと楽しく演じています。(渋沢栄一が)こういった場所で生まれ育ったことを考えると、穏やかな広い心を持った方だったのではないかと感じます」と話した。

 栄一のいとこ・渋沢喜作役の高良健吾は「喜作が気持ちのいい役なので楽しく演じていますし、長丁場で一つの役を演じる大河ドラマの醍醐味(だいごみ)も感じています。現在は物語序盤を撮影しており、これからどのように役が成長していくか楽しみです」としている。

 栄一のいとこで、のちに妻となる尾高千代役の橋本愛は、これまでの撮影について「もう1ヵ月半がたったという実感はまだ無いのですが、重大なシーンを先に撮っていたりするので、そこに至るまでのお互いの関係を想像したり、自分の中で積み重ねなきゃいけないものが多いのが大変でした。ただ、演じている千代ちゃんがすごくかわいらしい女の子なので、とても楽しいです」と語った。

 橋本はまた、今回のロケ地に関して「神社が好きでよく行きますが、ここ(撮影現場となった神社)は、とてもお気に入りになりました。子ども時代、神社の裏や森の中を不思議なものに会いたくて探検するように、昔はもっと神秘的なものに親近感を持っていたのではないでしょうか。ここにいると(千代が)子どもの時からそうやって育ってきたんだろうな、という想像が膨らんできました」とコメントしている。

 大河ドラマ『青天を衝け』は、NHK総合ほかにて2021年放送予定。