シルヴィアン・ショメ監督のアニメ映画『ベルヴィル・ランデブー』より、予告編と場面写真が解禁された。

 本作は、フランス映画として初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたシルヴァン・ショメ監督のアニメ映画。高畑勲さんと大友克洋監督も絶賛した作品で、製作から20周年を前にプレアニバーサリーとして劇場公開される。

 おばあちゃんと幸せに暮らすシャンピオン。内気な少年は、情熱を傾ける自転車レースのために特訓を重ねツールドフランスに出場するが、そこでマフィアに誘拐されてしまう。シャンピオン奪還のため、愛犬ブルーノとともに大冒険を始めるおばあちゃん。協力してくれるのは伝説の三つ子ミュージシャンの老婆たち。腕力ではかなわないが、人生経験と知恵、そしてユーモアと愛で数々の難局を乗りきっていく。

 予告編では、アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされた小気味よいジャズの音楽に乗せて、ブルーノと海を越え、三つ子の老婆を味方につけたおばあちゃんの不思議な冒険の様子が映し出される。「ピンチもへっちゃら、愛さえあれば」というコピーの通り、愛する者のために勇気を持って巨大組織へと戦いを挑むおばあちゃんたちの反撃が痛快。

 映像の中で、高畑さんは「きわめて個性的な長編アニメの傑作。突き放した人間描写に驚き呆れ、笑いながら超一流の表現を楽しむうちに、人生のほろニガさが惻々と伝わってくる」、大友監督は「ノスタルジックアメリカのエンタテインメント捧げられた、まったくフランス的な作品。その造形と表現の素晴らしさは驚きです!」と、それぞれ本作への惜しみない賛辞を寄せている。

 場面写真では、おばあちゃんとブルーノがトラックの上でくつろぐ姿や、三つ子の老婆がたき火を前に歌う様子、大人になったシャンピオンの顔のアップなど、独特かつ美しいタッチで描かれたシーンが切り取られている。

 映画『ベルヴィル・ランデブー』は、7月9日より全国順次公開。