1972年に教会で行われた「ソウルの女王」アレサ・フランクリンによる幻のコンサートフィルムを収めたドキュメンタリー映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』より、当時のライブの熱狂ぶりが伝わる場面写真が解禁された。

 2018年8月16日、惜しくもこの世を去ってしまった「ソウルの女王」アレサ・フランクリン。彼女が1972年1月13日と14 日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行ったライブを収録したライブ・アルバム『AMAZING GRACE』は、300万枚以上の販売を記録する大ヒット。今もなお史上最高のゴスペル・アルバムとして輝き続けている。

 本作は、そのライブが行われた感動的な夜を、映像で蘇らせた音楽ドキュメンタリー。コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディー(ドラム)らに加え、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである“ゴスペル”を感動的に歌い上げた伝説となっているこのライブは、実はドキュメンタリー映画としても撮影されていた。

 当時監督を務めたのは、映画『愛と哀しみの果て』(1985)でアカデミー賞を受賞したシドニー・ポラック。アルバム発売の翌年に公開される予定だったが、音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。長年の月日が経った現在、テクノロジーの発展に後押しされてようやく映画が完成した。

 今回解禁された場面写真は、アレサが汗だくで熱唱する姿や、バックコーラスに向かってマイクを握る姿などを捉えたもの。そのほか、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、アレサに多大なる影響を与えたと言われるゴスペルシンガーのクララ・ウォード、アレサの父で常にスター級のゴスペル歌手を自宅に招いていた牧師のC・L・フランクリン、幼いころからアレサと歌ってきたジェームズ・クリーブランド牧師など豪華な面々や、当時本作の監督を務めた若き日のシドニー・ポラックの姿も。当時のライブの熱狂ぶりが伝わってくるような、華やかな写真となっている。

 映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』は5月28日より全国公開。