俳優の池松壮亮が主演を務め、オダギリジョーや韓国女優チェ・ヒソを共演に迎える石井裕也監督作『アジアの天使』より、日本と韓国、2つの家族が交流する姿などを捉えた場面写真が解禁された。

 本作は、それぞれが心に傷を持つ日本と韓国の家族がソウルで出会い、言葉や国籍を超えて“新しい家族”の形を築いていくロードムービー。95%以上のキャスト、スタッフが韓国チーム、ロケもすべて韓国で行われた。

 監督は石井が務め、彼と数々の作品でタッグを組んできた池松が主演する。池松の兄役には韓国でも絶大な人気を誇るオダギリ。韓国映画界からはヒロインとして『金子文子と朴烈』(2017)で長編映画初主演を務め、多数の映画賞を受賞した実力派女優チェ・ヒソが参加する。

 妻を病気で亡くした青木剛(池松)は、8歳のひとり息子の学を連れて、疎遠になっていた兄(オダギリ)が住む韓国・ソウルへ渡り、心機一転人生をやり直そうとする。一方、ソウルの繁華街で足早に通り過ぎていく群衆の中、ひとり歌を唄う売れない歌手のソル(チェ・ヒソ)。ソルもまた、若くして亡くなった父母の代わりに、末端労働者の兄ジョンウ(キム・ミンジェ)と喘息持ちの妹ポム(キム・イェウン)を養うため、ままならない現実との狭間でもがきながらも懸命に生きようとしていた。そんなソルを偶然見かけた剛は、ソルのどこかもの憂げな佇まいに不思議な魅力を感じる。
 
 その後、剛、学、剛の兄が乗車した、ソウルから江原道(カンウォンド)へと走る列車で、剛は家族を連れたソルと再会。そこから、日本人3人、韓国人3人の旅が始まる。言葉が通じず最初はぎこちないながらも、次第に交流を深めていく2つの家族。食卓を囲みながら韓国料理に舌鼓をうち、ビールを飲みながら互いを理解し合っていく。やがて彼らは、ある“奇跡”を目の当たりにする。

 今回解禁された場面写真は6点。剛とソルをそれぞれ捉えたショットや、2つの家族が交流する場面、江原道での美しい朝焼けの海辺で剛と学が語らい合う姿などを収めたものとなっている。

 映画『アジアの天使』は7月2日より全国公開。