俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心』シリーズ全5作が、アジア最大級の映画祭「上海国際映画祭(SIFF)」のムービーフランチャイズ部門にて招待上映されることが決まった。

 2016年に新設された同部門では、これまで『ハリー・ポッター』『007』『ミッション・インポッシブル』といったハリウッド大作シリーズのみが招待されており、『るろうに剣心』シリーズが日本実写映画初の上映となる。

 また『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映。さらに現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』と6月4日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、これがインターナショナルプレミア上映(海外初の上映)となる。

 和月伸宏の漫画『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−』を実写化した同シリーズは、激動の幕末を戦い抜き、かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられながら、新時代の幕開けとともに斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち、仲間たちと穏やかな生活を送る伝説の男、緋村剣心の生き様を描く。

 今回の招待上映について、主人公・緋村剣心役を演じた佐藤は海外のファンに向け、「アクションは当然ですけど、登場人物全員が持っている、武士の心といいますか。それはきっと剣心やサムライ達だけじゃなく、女性の登場人物とかも、(原作者の)和月さんの描かれるキャラクターは、全員に共通した芯の強さを持っていると思うので、そういうところを日本の昔ならではの美術と合わせて楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」と語る。

 斎藤一役を演じた江口洋介は「日本の様式美と美意識は、中国の時代劇とは違う世界観が、色々な部分に散りばめられていると思いますので、その辺りを侍映画と思って見てもらえたら嬉しいですね」とコメント。大友啓史監督も「日本製のエンターテイメントを存分に味わってほしいですね」と話す。

 5作目の『The Beginning』で雪代巴としてシリーズ初参加を果たした有村架純は「私は一視聴者としてこの作品も拝見させて頂いていて、圧倒的なアクションと映像美と迫力、あとは出演されている方々のエネルギーみたいなものが、何の弊害もなくそのままストレートにぶつかってくるというか、それぐらいの勢いを感じる作品です」と、シリーズを通じて海外からも高い人気を誇る本作の魅力を語った。

 また、本映画祭のプログラミング・ディレクターである徐昊辰は、「ハリウッド映画とは全く違う、東洋ならではの“究極”のエンタテインメント」と本作の上映を歓迎している。

 映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国公開中。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日より全国公開。