世界50ヵ国で放送され、多くの視聴者を熱狂させている音楽番組『ザ・マスクド・シンガー』。さまざまなコスチュームで素顔を隠した著名なスターたちが圧巻の歌唱&ダンスを披露し、パネリストがマスクの下の正体を推理していく異色の音楽番組の日本版が、Amazon Prime Videoで配信開始した。Perfumeの3人はパネリストとして出演している。20年以上のキャリアを積み重ねる彼女たちだが、覆面パフォーマーたちの歌とダンスへの情熱には、たとえマスク越しでも感化されるところがあったようだ。

■ 「うわ! うまい!」推理を忘れて魅了される歌とダンス

――番組に参加された感想、パフォーマーのみなさんの歌唱&ダンスを見ての印象について教えてください。

かしゆか:マスクをした状態でパフォーマンスするって、ただでさえ難しいと思うんですけど、みなさん、すごい表現力で、ステージに魅了されました。「うわ! 歌うまい!」とか「こんな歌い方するんだ!」と聴きほれているうちに、「あ、終わっちゃった…推理するんだっけ? 誰だろう?」って(苦笑)。純粋に歌の力に引き込まれちゃう場面がたくさんありました。

あ〜ちゃん:聴いている側でしたが本当に楽しかったです。ライブというものを私たちも久しくしていなくて、ずっとステイホームしていたので、“ライブ感”みたいなものを肌で感じて「くぅーーー!!」ってアガる高揚感はすごかったですね。あんな近くで見させてもらって、お金払いたいくらいでした。

のっち:どんどん回を追うごとに、マスクをしているキャラクターもそうですし、“中の人”のファンになっていくんです。歌に対する情熱とか、パフォーマンスに対する熱意、「絶対に脱落せずに残って、練習してきた曲を披露したい!」という思いとか。その裏には一緒にやってきたスタッフさんの思いも乗せているのでしょう。ステージへの熱意を感じてどんどんファンになっていきました。

■ 私ならこういうマスクでパフォーマンスしてみたい!

――今回は推理する側でした。もしパフォーマー側をオファーされたらどうしますか? また、どんなマスクでパフォーマンスしてみたいですか?

あ〜ちゃん:出たーい!

かしゆか:出るとなると1人じゃないですか。私たち、常に3人でステージに立ってきたので、1人で出るとなるとものすごく緊張しそう(笑)。でも2人の新たな一面が見られるかと思うと見てみたいです!

あ〜ちゃん:どんなマスクがいいだろう…? ワンちゃんを飼っているので、そのワンちゃんの着ぐるみを作ってほしいです。ポポたんっていう4歳の真っ白なマルチーズの女の子なんですが…でも毛だらけで暑いかもしれない(苦笑)。

踊ること前提で考えちゃいますね。中はなるべく薄手にしてもらって、エスカルゴさんとかアマビエさんみたいに全身を覆うタイプじゃなくて、MissテレビジョンさんとかT‐REXさんみたいに自分の手足を出して、自分で踊れるタイプのほうがいいですね。

のっち:私はどうしようかな? 普段、かわいいフワフワの服は着ないので、コスチュームなら顔も見えないし、ローズさんみたいなピンクのブリブリのドレスを着てみたいです!

あ〜ちゃん:いいねぇ!

かしゆか:私はいつも短いスカートだったり、タイトな服が多いので、全身が覆われているアマビエちゃんみたいなのをやってみたいです!

あ〜ちゃん:2人がやってみたいマスクのシルエットは分かった。じゃけどこれ、普通キャラとか設定から考えるんじゃろうね!(笑)うちら動きから考えてしまって(笑)めちゃ踊る気満々!

のっち:かしゆかは細いのにたくさん食べるじゃん? 大好きなお餅をたくさん食べるので、もし私がかしゆかのクルービデオ(キャラクター紹介の動画)を作るなら、そこを売りにしたいね。

あ〜ちゃん:かわいい! お餅! 白いお餅を2段にして一番上にミカン載せてほしい! 肌も白いけえ似合いそう。

■メンバーがマスクしたら…分かる? 分からない?

――メンバーがコスプレをしてパフォーマンスをしていたら当てられる自信はありますか?

あ〜ちゃん:どう?

のっち:どうだろ、たぶん分かると思います(笑)!

あ〜ちゃん:のっちは分かる。

のっち:うん、のっちは分かると思います。今回、マスクド・シンガーのみなさんは、普段は歌わないような曲を選んでいる方もいらっしゃったんですけど、それでもメンバーだったら分かると思う…。

かしゆか:うん。

あ〜ちゃん:いや、分かりたいですよね。そこでハズすと「本当に20年、一緒におるんかい!」ってツッコまれちゃいそうなので(笑)。

でも、のっちが言ったように「この人が出るん…!?」「まさかこの人なわけないわ!」というような多方面で活躍されている著名人も出てくるし、歌声を聴いてもマジで思い浮かばないんですよ。私たちも耳はいい方だと思っていたんですけど、それでも分からない方たちがたくさんいたので、そういう意味では…メンバーなら当てたいけど、着ぐるみだとマジで分からんかもしれん(苦笑)!

■ 結成20年を超え 大切にする「歌とダンスが好き!」という純粋な思い

――結成して20年を超え、今なおご活躍中のみなさんですが、パフォーマーたちの表現に影響を受けたり刺激されたりする部分はありましたか?

のっち:「歌が好き」という気持ちって、マスクをしていてもこんなにもにじみ出るものなんだなというのが、とっても勉強になりました。

あ〜ちゃん:そうだよね。もともと、私たちもそれで始めたんだもんね。アクターズスクールに入るときも「歌が好き!」「ダンスが好き!」っていう純粋な思いがあったもんね。 

いろんなことを経験して「好き」という感覚だけではやっていけない時期もあったけど、今はまた原点に立ち返って「好きだ!」という気持ちだけでやれていて。毎日楽しいですが、やっぱりパフォーマンスを通して純粋な部分が相手に伝わるんだなぁ、あふれ出るんだなぁって。自分たちもそういうところ、大切にしたいなぁって。歌が好きなみなさんを見てるのはとても心地よかったです。

かしゆか:マスクド・シンガーは、どうしても1人ずつ脱落していくルールなんですけど、脱落した方々は(披露できなかった)練習してきた曲を「カラオケで発散したい!」って言ってました(笑)。

 Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』は、Amazon Prime Videoにて独占配信中。