松本伊代のデビュー40周年記念アルバム『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book]〜Dedicated to Kyohei Tsutsumi』が、12月22日に発売されることが決まった。全曲が2020年10月死去した作曲家・筒美京平氏の作品で、未発表曲も新曲として収録される。

 デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」をはじめ、松本に数々の名曲を提供した筒美氏は、2004年発売された「松本伊代BOX」のライナーで、松本の歌声を「はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです。『真夏の出来事』を唄った平山三紀の低くブツブツ切れる様な声、少年時代の郷ひろみの妙に鼻に抜ける声と共に私の好きな三大ヴォイスのひとつです」と評していた。アルバムタイトルの「トレジャー・ヴォイス」はこれにちなんだネーミング。

 収録曲は、すべて筒美氏が作曲した作品で構成。松本に提供された曲のセルフリメークのほか、「くれないホテル」(オリジナル・西田佐知子)、「真夏の出来事」(オリジナル・平山三紀)、「あなたがいたから僕がいた」(オリジナル・郷ひろみ)、「シンデレラ・ハネムーン」(オリジナル・岩崎宏美)のカバーを収録。

 さらに、未発表の新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」が、特別に収められる。この曲は、1975年ごろ、ビクターのディレクターが預かった未使用のメロディー。たまたまリリースする機会を逃していたもので、松本の40周年記念曲として、この度レコーディングされた。

 作詞は、同じく「センチメンタル・ジャーニー」を手がけた湯川れい子が担当。湯川は「京平先生の新曲があるなんて、夢のようです。ドキドキしながら聴かせていただいたら、やっぱりただものではないメロディです」とした上、「実は『センチメンタル・ジャーニー』はドリス・デイ、『ラブ・ミー・テンダー』はエルヴィス・プレスリーの大ヒット・ナンバーでした。そこで今回も、何か歴史に残る洋楽のタイトルを考えて欲しいと言われて、頭に浮かんだのがカーペンターズの大ヒット曲『Yesterday Once More』だったのです」と明かしている。

 編曲を担当したのは、4月に開催された筒美京平トリビュートコンサートの総指揮を務めた船山基紀。

 松本は「『センチメンタル・ジャーニー』のヒットのおかげで、40年も歌い続けることができました。その大切なデビュー曲を作曲してくださった筒美京平先生の新曲を歌わせていただけて、本当に光栄です。最初に曲を聴いたとき、なんて素敵なメロディなんだろうと感激しました」と話している。

 松本伊代デビュー40周年記念アルバム『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book]〜Dedicated to Kyohei Tsutsumi』は、ビクターエンタテインメントより12月22日発売予定。