松本伊代の30年ぶりの新作アルバム『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book]Dedicated to Kyohei Tsutsumi』の詳細が決定。また、同アルバムに先駆け、作曲家・筒美京平さんの名曲を松本がカバーした「くれないホテル」が11月17日、配信リリースされた。

 「くれないホテル」(オリジナル歌手・西田佐知子)は、4月に東京国際フォーラムで開催された「ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート」では、終演直後のBGMとして場内に流された曲。松本も出演し、「京平先生のトリビュートコンサートで流れているのを聴いて、いい曲だなぁと思っていましたが、自分に歌えるだろうかという不安もありました」(CDライナーより抜粋)とコメントしているが、同コンサートの総指揮を務めた船山基紀の手により、ジャジーなアレンジが施され、彼女の新たな魅力を引き出している。

 松本が全曲ニューレコーディングによるアルバムをリリースするのは『MARIAGE〜もう若くないから』(1991年1月21日発売)以来、30年ぶり。

 12月22日にリリースされる40周年アルバムのタイトル『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book]Dedicated to Kyohei Tsutsumi』は、デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」をはじめ、松本伊代に数々の名曲を提供した筒美さんが、「はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです」(2004年発売『松本伊代BOX』ライナーより抜粋)とメッセージを寄せていることにちなんだネーミングだ。

 収録曲は、すべて筒美京平さんの作品で構成。自身のオリジナル曲からは、「センチメンタル・ジャーニー」「ラブ・ミー・テンダー」「虹色のファンタジー」「ビリーヴ」「ポニーテイルは結ばない」の5曲をセルフリメーク。演奏はオリジナルの音源を使用し、すべてニューボーカルで録音された。

 また、筒美さんへの敬意を込めて、「くれないホテル」のほか、「真夏の出来事」(オリジナル・平山三紀)、「あなたがいたから僕がいた」(オリジナル・郷ひろみ)、「シンデレラ・ハネムーン」(オリジナル・岩崎宏美)を収録。いずれも、松本の“トレジャー・ヴォイス”を生かした選曲となっている。

 さらに、新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」も特別に収録。この曲は、1975年ごろ、ビクターのディレクターが筒美さんから預かった未使用のメロディーで、たまたまリリースの機会を逃していたもの。松本の40周年記念曲として、このたびレコーディングされた。作詞は、「センチメンタル・ジャーニー」を手がけた湯川れい子が担当している。

 この新曲とカヴァー4曲の編曲は船山が手がけた。

 同時にリリースされる生産限定盤には、1980年代当時の日本テレビの番組での歌唱シーンを収めたスペシャルDVDが付属(すべて初商品化)。ブックレットには、松本からの最新メッセージに加え、船山とのスペシャル対談が掲載される。

 松本伊代デビュー40周年記念アルバム『トレジャー・ヴォイス[40th Anniversary Song Book]Dedicated to Kyohei Tsutsumi』は、ビクターエンタテインメントより12月22日発売予定。