動画配信サービスでは、韓国作品数が増え続けている今日この頃。本国の放送日と同日に配信される新作ドラマもあり、リアルタイムで楽しめるようになってきました。そして、好きな時にビンジウォッチングできるのも配信サービスのメリット。いつでもどこでも見られるからこそ、抑えておきたい韓国ドラマの恋愛編をご紹介いたします。(文=ヨシン)

■ロス続出! 世界観すごい忘れられないドラマ

 最初から最後まで、心地良さから抜け出せなくなるラブコメディー『その年、私たちは』。ロスになった人も続出だった人気のドラマです。

 物語のメインとなるのは、成績学年1位のヨンス(キム・ダミ)と学年ビリのウン(チェ・ウシク)。二人は、ドキュメンタリー撮影をきっかけに、いつの間にか恋人同士になった仲ですが、付き合って5年目に、ヨンスはウンに突然別れを告げます。その後、放送されたドキュメンタリー番組が再燃し、10年後のヨンスとウンを切り取った続編が作られることに。別れてから5年ぶりの再会を果たした二人は…という物語です。

 本作の特徴は、時には自分のことのようにときめいたり涙したりしてしまう、“心の声”が聞こえる演出。これがハマってしまう理由の1つで、本音がわかるからこそ、素直になれない登場人物たちに愛着が湧いていくのです。また、ウンとヨンス以外の片思いも描かれ、ウンの親友ジウン(キム・ソンチョル)や、アイドルのNJ(ノ・ジョンウィ)、ジウンの後輩のチェラン(チョン・へウォン)、それぞれのエピソードも見守りたくなるものばかり。

 なかでも、映像の美しさと音楽、俳優たちが、そこに溶け込むように創り出された世界観は圧巻。忘れられない、何度も見たい名場面が散りばめられています。エピソードのタイトルが名作映画のオマージュなのも興味深いところ。見終わった後に、重ねて回想する楽しさも味わってください。

【配信場所】
Netflix

■思わず一気見してしまう

 ラブロマンス時代劇ドラマの『恋慕』。時代劇ならではの緊張感が漂うシーンがありますが、ラブコメ要素もあってバランスよく見られるのが嬉しいポイントです。

 主人公は、双子の妹として生まれ、女児は世継ぎにならないために捨てられたタミ(パク・ウンビン)。突然の兄の死により、瓜二つのタミが男装し王イ・フィとしての運命を背負うことになります。自分の正体や恋心を隠しながら、怒涛(どとう)の人生を歩むことになり…。

 ヒロインが男装する時代劇ドラマは『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『雲が描いた月明かり』などがありますが、本作では若手俳優をはじめアイドル出身の俳優などフレッシュな顔ぶれがそろいます。フィを演じるウンビンは、男装を感じさせないりりしい姿を披露しながら、時折、切ないタミの表情も見せるのが魅力。フィが恋心を抱く師匠のチョン・ジウンを演じたのは、人気急上昇中のロウン(SF9)です。ナム・ユンスが演じたジウンの親友イ・ヒョンは、ラブロマンスを加速させる2番手として物語に深みを出してくれました。

 恋だけでなく、周りで支えてくれる人たちとの絆や温かさも感じられる本作。フィが進む道の先に持ち受けているものとは...。しっかり見届けたくて、ラストまで一気見してしまうドラマです。

【配信場所】
Netflix

■アニメの細胞たちに癒やされる〜

 『ユミの細胞たち』は、3Dアニメーションと実写が組み合わさった新感覚ドラマ。食品会社で働く主人公キム・ユミ(キム・ゴウン)が過ごす日々とともに、ユミの脳内にいる細胞たちの世界が同時に描かれます。1話ごとに2、3テーマが盛り込まれており、サクサクと視聴できるのも人気の理由。

 過去に負った傷のせいでしばらく恋愛をお休みしていたユミは、後輩の紹介でク・ウン(アン・ボヒョン)と出会います。ユミとウンの恋愛は至って平凡なのですが、だからこそ理想ではない限りなく現実に近い男女間の恋愛模様に共感できて、チクチクと胸に刺さるわけです。「これが現実なのよね」とつぶやきたくなる最終回も見逃せません。

 原作はグローバル累計閲覧数が34億回以上の大人気ウェブ漫画。今回のドラマ化は注目の的でしたが、その仕上がりは期待以上で、アニメーションの細胞たちが、想像以上にかわいく、癒される作品に仕上がっています。愛細胞、理性細胞、感性細胞、腹ぺこ細胞...。さまざまな役割を持った細胞たちの登場に、自分の中にもいるのかも!? というリアリティーさが感じられます。2022年にシーズン2の制作が予定されているので、日本でも配信されることを楽しみに待ちましょう。

【配信場所】
Amazon Prime Video

※各サイトの配信情報は2022年5月時点のものです