ヨーロッパ最大級のクルーズ会社、MSCクルーズの13隻目にあたる新造船MSCメラビリアが2017年6月に誕生。イタリア、マルタ、スペイン、フランスと地中海をめぐる7泊8日のクルーズの旅を提供しています。

 前回、大女優ソフィア・ローレンによる命名式を終えたMSCメラビリア。いよいよ、出航です!

Day #01
快適な滞在を約束するキャビン


乗客もデッキに出て、ル・アーブルの人々に手を振ります。

 MSCクルーズの新造船MSCメラビリア、いよいよ7泊8日の処女航海への出航の日がやってきました。

 通常ルートは、イタリアのジェノヴァ、ナポリ、メッシーナ、そしてマルタ島、スペインのバルセロナをめぐり、さらにフランスのマルセイユから最後にジェノヴァに戻ってくる周遊ルートなのですが、処女航海はフランス北西部のル・アーブルからスタートするため、やや変則的に、スペインのヴィーゴ、ポルトガルのリスボンに寄港して、バルセロナ、マルセイユを経てジェノヴァで下船するルートです。


ビュッフェ・レストランにはウェルカム・ケーキが用意されていました。

 船が港を離れるときには、ル・アーブルの人々が港付近に集まってお見送り。船上の乗客も手を振って応えます。出発した船は、外を見ていないと気づかないほどスムーズに、ゆるゆると洋上を滑り出しました。感覚としては安定した気流のなかをいく飛行機、という感じです。


7泊の間、滞在するキャビン。新造船だけに、なにもかもがピカピカのおニューなのです。

 さて、宿の移動なしで周遊旅行が楽しめるのが、クルーズの旅の利点のひとつ。1週間まるごと、同じ部屋を利用できるので、さっそく荷解きにかかります。

 滞在したのは、建物でいえば9階にあたるデッキ9のバルコニー付きのキャビン。ダブルにもツインにもなるベッドと、さらにデスクとソファベッドが完備されていて、2人で過ごすには十分な広さです。


左:クロゼットもたっぷりサイズ。ハンガーの数も十分にあります。
右:ヘアドライヤーも完備。ホテルと遜色ない設備なのです。


左:バスルーム用とは別に、プールサイドで使うためのタオルもしっかり用意されています。
右:船内ではパスポートも現金も必要ないので、貴重品は備え付けのセーフティボックスで管理。

 10本以上のハンガーが用意されているクロゼットと引き出しがあり、衣服の収納スペースもたっぷり。ヘアドライヤー、シャンプー、ボディソープ、バスルーム用・プール用のタオルが用意されているほか、日本のプラグが差し込めるコンセントも2つあるので、アダプターも不要。もちろん、毎日のベッドメイクやタオルの交換もおまかせでOKです。


日本のコンセント差し込み口もあるので、アダプターも必要なし。

MSCヨットクラブで
エクスクルーシブな旅を


デラックススイート・キャビンは、ゆったりサイズの24〜28平米。

 デッキ14、15、16、18にある(MSC発祥の地イタリアでは、17は不吉な番号とされているため、デッキ17は存在しないとか)95室のスイートは、さらにスペシャルな旅を楽しみたい人のためのMSCヨットクラブというカテゴリーのキャビンです。


専用のトップ・セイル・ラウンジ。


軽くつまめる軽食も常に用意されています。

 MSCヨットクラブのキャビンに滞在しているゲストは、パノラミックな景色が望める専用ラウンジ、また予約不要の専用レストラン、さらに専用プールの利用が可能。


専用レストラン。パノラミックな海の景色を眺めながら食事を楽しめます。


専用のプール。

 すべての専用エリアは、MSCヨットクラブ・キャビンのカードキーを通さなければアクセスできない仕組みになっているので、エクスクルーシブな空間を満喫できます。7泊8日で2299米ドルからと、一般キャビンの最低料金に比べると3倍以上のお値段ではありますが、ドリンクもすべて込みのオールインクルーシブで、ワンランク上の船旅を体験できます。

文・撮影=安田和代