#130 Koh Kood
クッド島(タイ)

専用セスナ機でバンコクからひとっとび!


海へすぐに出られるビーチプールヴィラスイート。海を見下ろす立地のヴィラも。

“インテリジェント・ラグジュアリー”をコンセプトに掲げ、モルディブとタイでリゾートを展開するソネバ。ただ豪華さばかりを追求するのではなく、そこにエコや社会に対する責任という軸も感じるリゾートグループです。

 けれど、ただマジメなだけではない、ウィットに富んだ遊び心も持ち合わせているのが、ニクイところ。


カンボジアとの国境近くの島。手つかずの自然がたっぷりと残されています。

 ソネバキリが位置するのは、カンボジアとの国境に近い、タイのトラート沖のクッド島。未開の地はないかと探し求め、タイで4番目に大きい島なのに人口が最も少ないクッド島に目を付けました。


クッド島の西海岸、2キロにわたるビーチを占有するソネバキリ。

 島の西側の大きな入り江を中心に、熱帯雨林のジャングルやマングローブが縁取る川など、精気溢れる自然の只中に、リゾートは築かれています。


8人乗り、革張りシートの豪華な専用セスナ機でバンコクからひとっ飛び。

 バンコクのスワンナプーム国際空港から専用セスナ機で約90分。

 大都会から大自然へ、環境変化の大きさに対して、あまりにもアクセスがラクなので、時空を飛び超えてやってきたような感覚さえします。リゾートのデザインも、タイらしさより、架空の“南の島”を感じるせいか、自分がどこにいるのか、わからない不思議な気分に囚われます。


本格的な屋外型アンフィシアターで懐かしの名画を鑑賞。週3日営業し、貸切利用もOK。

 大人も夢中にさせる仕掛けは、広大なリゾートの随所に用意されています。

 たとえば、星空の下、グルメポップコーンを片手に往年の名画を鑑賞する屋外シアターの「シネマ・パラディソ」。

 今ではこのサービスを取り入れているリゾートホテルは珍しくありませんが、元祖はこちら。しかも、ソネバキリは水上にスクリーンを設置し、円形劇場のような造りの本格派。供されるカクテルも子供だましではありません。

木々の間からウェイターがやってくる


扉を開くとチョコレートの芳醇な香りが鼻をくすぐる「ソー・チョコホリック」。

 年齢を問わず誰もが大喜びするのは、アイスクリームパーラーの「ソー・チルド」。タイハーブを使ったユニークなフレーバーを含め、常時60種のアイスクリームが食べ放題。隣接した「ソー・チョコホリック」にはアート作品のように美しいチョコレートがずらりと並んでいます。


木の幹を上下する名物の「ツリーポッド・ダイニング」。エコフレンドリーなリゾートゆえ、釘は一切使っていません。

 そして、ソネバキリのアイコンといえば、「ツリーポッド・ダイニング」。ラタンで編んだカゴに乗り込み、地上から高さ5メートルまで、大樹の幹を上下する1組のみのシートです。


羽を休めた鳥の目線で、海や緑を愛でつつディナーを。

 料理やドリンクを運ぶ専任ウェイターが、ターザンよろしく、ジップラインで木々の合間を縫ってやってきます。「木の上で食べる」、冒険小説に出てきそうなシーンも、ここならエレガントに叶えられそう(残念ながら、私が訪れた時は、点検中で体験できず……)。


大海原を一望にする、眺めが自慢の「ザ・ヴュー」。


ボートで川を渡って向かう、「ベンズ」。メニューはなく、その日の食材からインスパイアされたタイ料理がサーブされます。タイの台所にお邪魔する気分。

 クッド島を選んだ理由には、食材の調達が便利という点もあったと聞きます。新鮮な魚はローカルの漁師さんから仕入れ、本土に近いので肉類も入手しやすく、広大な敷地内の自家農園で野菜や南国のフルーツを育てることもできます。

 食体験に重きを置くソネバの魅力を、たっぷり発揮できる環境でもあるのです。

ヴィラの広さは403平米以上!


5ベッドルーム・プライベートクリフ・プールリザーブ。ロビンソン・クルーソーの物語に出てくるミスター&ミセス・フライデーが、滞在中のお世話を行います。

 36棟のヴィラは、広さなんと403平方メートル以上! オンザビーチやクリフサイドなどの立地が選べ、1〜6ベッドルームまで対応し、客室タイプは全14種類。


5ベッドルーム・プライベートビーチ・プールリザーブは広さ1845平方メートル。体育館級の広さです!?

 ウッドや竹材を多用し、木々の緑や海のブルーに映えるイエローが、ポップな印象を与えます。クラシックな旅行鞄をモチーフにした調度品や、電線ドラムをテーブルに再利用するなど、アイデアもキラリ。

 もちろん、すべてのヴィラにプライベートプールがしつらえてあります。


子供のクリエイティブな心を刺激するキッズルーム「チルドレンズ・デン」。

 ソーラーパネルでの自家発電や、ガラスのリサイクルを行うなど、エコにも積極的です。

 かつては、二酸化炭素を一切出さないゼロエミッションを目指したエコヴィラという実験的な客室を取り入れたことも。屋根にシダを敷き詰め、呼吸する土壁を用い、室温を下げることでエアコンを使わずに、外光を巧みに取り入れるなど、電力を使わない工夫が凝らされています。外観は一見、ホビットが住んでいそう!?

 今、その部屋は「エコ・デン」という、キッズ向け施設として利用されています。


メインプール・エリア。プール内にテーブルを配置するなど、わくわくさせる演出が。

 大自然の中でエレガントに、地球にやさしく、遊び心も満たしてくれる夢のようなリゾート。ソネバキリは、世界のどこかにある、秘密の隠れ家にこっそり招き入れてもらったような、愉快な気持ちを味わえます。

クッド島
●アクセス バンコクのスワンナプーム国際空港から専用セスナ機で約90分。小型ボートに乗り換えて約5分
●おすすめステイ先 ソネバキリ
http://www.soneva.com/soneva-kiri/

【日本での問い合わせ先】
フォーエバーアフター

電話番号 03-6804-3143

文=古関千恵子