「じぶん史上、最高の夏」!皆さんにとって最高の夏とはどんな夏ですか?私は、というと…毎年最高の夏がやってきます!

 「じぶん史上、最高の夏」というフレーズは、第99回全国高校野球選手権大会のキャッチフレーズ。今年も夏の高校野球広島大会で数多くの熱いドラマに出合うことができました。この夏、3年ぶりに広島大会を制した広陵高校が、最高の舞台・甲子園で活躍する姿がとても楽しみです。

 広陵OBのカープ・野村祐輔投手に、後輩たちへのメッセージをお願いすると「感謝の気持ちを持って一丸となって戦ってほしい」とコメントしてくれました。この「感謝」という言葉は、広陵の中井哲之監督もよく口にされます。広陵の選手が着用しているTシャツに「ありがとう」の文字が印字してあるのも印象的です。

 野村投手には、高校時代に学び、感じた「感謝」の気持ちが今も胸の中にあるのではないでしょうか。多くの指導者が、野球の指導をする上で大切にしていることとして「プレーだけでなく、野球を通じての人間形成」を挙げています。球児の皆さんには大人になっても忘れない、貴重な3年間を次のステップにつなげてほしいですね。

 私自身、元高校球児で3年生の時はキャプテンでした。青春そのものだったわけですから、自然と取材にも力が入ります。私の最後の夏は3回戦敗退。試合後、お世話になった家族や関係者、応援に来てくれた同級生らに向けてお礼のあいさつをしました。その模様を地元のテレビ局が撮影していて、夕方ニュースで放送。その放送を見た知人からたくさんの連絡をもらい、負けはしたものの、最後の姿を見てもらえてうれしかったことを覚えています。

 1人1人の選手にさまざまな背景があります。高校野球中継の実況も担当していますが、アナウンサーとしてどんな言葉で球児たちのプレーを伝えられるか。これからも毎年やってくる最高の夏に球児と同じ熱量で、想いをマイクに乗せたいと思います。



 吉弘 翔(よしひろ・しょう)1991年6月5日生まれ、福岡県出身。14年広島ホームテレビ入社。『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(毎週土曜午後1時)を担当。カープ中継、サンフレッチェなどスポーツ取材にも奔走。スポーツに携わりたい一心でアナウンサーを志した。カープの優勝決定戦を実況する日を夢見て日々特訓中!!