大歓声が沸き起こる中、打球を追いかける中村貴選手。差し出したグラブに入ったと思った…。

 18日の中日戦。六回満塁の場面で中日・カリステが放った大飛球。必死に追いかけてジャンプする中村貴をレンズで追いかけた。一瞬、捕った!と思ったのもつかの間、打球はグラブをかすめて落ち、3点適時二塁打となった。

 レンズを向けながら思わず声が出るほど惜しいシーンだった。振り返れば2位を狙うDeNAがすぐそこにいる。(写真と文・田中太一)