広電オープン  ゴルフ選手権

8月2、3日、広島県三原市・グリーンバーズGC=パー72



 60人で争われた男子プロの部は、昨年12月にプロ転向した小西健太(23)=フリー=が通算10アンダーでプロ初優勝を飾り、賞金150万円を獲得した。20人で争われた女子プロの部は松本奈穂子(36)=広島CC=が通算4オーバーで並んだ松原衣江(46)=フリー=とのプレーオフを1ホール目で制して優勝し、賞金30万円を手にした。 

 瀬戸内高、東北福祉大を経て、今季からツアープロとして歩み出した小西が地元広島の大会でうれしいプロ初優勝を飾った。7月中旬に広島・松永CCで行われたローカル大会のミッドサマーオープンでは優勝争いしながら、終盤崩れて13位に終わっており、「リベンジできてよかった」と喜びをかみしめた。

 最終日(2日)はトップと1打差の2位からスタート。注意したのは打つ前のルーティンだった。「ターゲットをしっかりと決めて迷わずに打つことを心掛けた」。邪念のないショットでボギーなしの4バーディー。安定したプレーが逆転優勝につながった。

 ルーキーイヤーの今季はツアーに7試合出場しているが、予選通過は1度だけ。「結果を出したい」という気持ちが空回りしていたが、ここにきて「やっとゴルフがかみ合ってきた」と手応えを感じつつある。「課題はティーショット。ドライバーをもっと正確に打てるようになれば、結果はついてくる。他の部分ではそれほど負けているとは思わない」と自信をのぞかせる。

 アマチュア時代は日本代表として国際舞台を経験。数々のタイトルも手にしてきた。瀬戸内高3年の時に出場したツアーのとおとうみ浜松オープンではトッププロに交じって3位発進するなど実力は早くから注目されていた。「この優勝を弾みにツアーでもしっかり結果を残したい」と決意も新た。地元でつかんだ初優勝が「世界で活躍する選手になる」という大目標へ向けての第一歩となる。



 ママさんプロの松本が2試合連続優勝を飾った。1番パー4で行われた松原とのプレーオフ1ホール目。ともに2打目はグリーンを外し、松原は3打目を寄せきれずボギー。2・5メートルのパーパットを沈めた松本に軍配が上がった。

 2年間の産休を経て昨年11月に復帰。これまで優勝とは無縁だったが、今年7月に香川県で行われたダイドードリンコ志度オープン女子プロの部で初優勝を飾ると、今大会もその勢いに乗って頂点へ駆け上がった。

 「2年間まったくクラブを握らなかったことでスイングの悪い癖が抜けた。子どもも生まれて、いい意味で力が抜けてプレーできている。母は強しです」と笑みをこぼした。

 表彰式では「まだまだ若い選手には負けたくない」と意気込みを語ったプロ11年目の36歳。愛娘の未来(みく)ちゃんのためにも、これからも“強いママ”を目指していく。