北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、朝鮮人民軍第1回指揮官・政治活動家講習会が24日から4日間にわたり、首都・平壌で行われたと伝えた。講習会は、金正恩総書記の指導の下、軍の各軍種、軍団、師団、旅団、連隊の軍事指揮官と政治委員を対象に行われた。

同通信は、講習会の目的について「軍の軍事的・政治的威力と革命的闘争精神をいっそう向上させ、党中央の重大な軍事戦略・戦術思想と変化した情勢の要求に合致する軍建設の方向と方針を軍事・政治幹部に再浸透、体得させるため」と説明。

また、軍を「朝鮮労働党の指導に忠実に従う鋼鉄の政治・思想強兵、無敵必勝の戦闘隊伍につくり、この栄誉ある課題の遂行で軍事・政治幹部が中核としての責任と役割を果たすように自覚、奮発させ、鼓舞、激励し、全面的に再武装させることに中心を置いて行われた」としている。

金正恩氏は開講の辞で「党中央は、わが革命の前に横たわった峻厳な難局を打開し、新しい勝利を獲得する上で人民軍の各軍種、軍団と師団と旅団、連隊を強化することが持つ意義を特別に重視している」としながら、「全軍の師団と旅団、連隊が一糸乱れず準備されれば、いかなる脅威も恐ろしくないし、わが革命の勝利的前進は問題がない」と述べた。

同通信の報道を見る限り、金正恩氏を含む参加者らの発言には核戦力についての言及は見当たらない。また「敵対勢力」という表現はあるものの、米国や韓国に対する名指しの非難もないことから、講習会が行われた背景には対内的な必要性がより強く作用した可能性がある。