初日から首位に立った松井琳空海(14)=新居浜東中3年、新居浜CC=が最終日、スコアを伸ばせなかったが、1バーディー、2ボギーの73でまとめて通算6アンダーの210をマーク。2位に2打差で逃げ切って、大会史上最年少優勝を果たした。

 ブレザー姿が初々しく、凜々(りり)しい最年少チャンピオンの誕生だ。各年代の強豪が集結する四国の頂上決戦を制した14歳の松井は、「中3の僕でいいのかな」と笑顔で優勝カップを掲げた。

 初日から快調に飛ばし、4アンダーの68で谷本、福住将と並び首位に立った。2日目も3アンダーの69と好スコアで回った。

 最終日は「10アンダーを目指そう」とスタート。5番パー5では、1打目を右に曲げたが、ギリギリでOBを免れた。うまくリカバリーして3打目をピンそば20センチに寄せてバーディー。前半は35でターンした。

 後半は我慢のプレーが続いた。ピンチでもアプローチでしのいでパーを重ねた。16、18番でボギーをたたいたが、「耐えられた。いいプレーができました」とスコアをまとめ、2位に2打差をつけて見事に逃げ切った。

 愛媛県出身。祖父の勧めで高津小1年時からゴルフを始めた。ジュニアの大会だけでなく、高校・大学生や社会人のトップアマに交じって多くの大会に出場。世界ジュニアなど豊富な実戦経験を積んだ。そして、今春の全国中学校選手権で優勝した注目のジュニアだ。

 四国アマ選手権では2006年、片岡大育(当時香川西高3年)が、高校生初制覇を成し遂げた。また、松山英樹が明徳義塾高2年時の08年、当時の最年少優勝を飾っている。今年は松井が、そうそうたる顔ぶれの歴代チャンピオンを上回るスピードで四国頂点に駆け上がった。

 目標にしていた日本アマの出場権を獲得。さらに夏の全国大会へ向けてレベルアップを続ける。「将来は世界中で有名なゴルファーになりたい」と夢を抱く14歳が躍進する。