高知県大会の決勝が10日、春野球場で行われ、明徳義塾が延長11回、1−0で高知にサヨナラ勝ち。県1位で四国大会へ進出した。3位決定戦では3−2で高知中央が競り勝ち、同大会への出場を決めた。

◆幻惑の投球で明徳義塾・吉村かき回す!

 投打に高い総合力で勝ち進んできた。トルネード気味のフォームからのサイドスローで相手を幻惑する左の吉村を筆頭に、右横手の矢野、本格派右腕の小林らを擁する投手陣は、県内屈指の層の厚さだ。打線は前チームからのレギュラーで主将を務める池辺、1年生ながら春に4番を経験した寺地らが主軸。馬淵監督が「長打を打てるのは少ないが、機動力はある」と話すように、安井、井上、倉内ら俊足の選手がそろい、ゲームをかき回す。

◆高知純V、投打で高橋導く

 夏と同じ高知の4番に座った高橋が、今大会は投手としても主戦級の活躍。エースナンバーを背負う小西匠の状態が上がらない中で、西村、山下とともにマウンドを守り、投打でチームの中心となった。浜口監督は「打って守ってしてもらわないといけない選手」と、大きな期待をかける。打線は高橋に加え、川竹、松本ら長打を狙える打者もおり、前チームにもひけを取らない。四国大会までに課題である投手力と守備を、少しでも向上させたい。

◆高知中央3位、井上の制球力で打たせて勝つ!

 高知中央はエース右腕・井上を中心に守り勝つ野球を目指す。最速135キロの井上は制球重視で打たせるタイプ。昨秋もエースナンバーを背負うなど経験は十分で、竹村、藤田、副島ら1年生投手陣を引っ張る。打線は前チームから主力だった1番・横手、2番・山下、3番・岸本が要。太田監督が「指示したことに、自分たちでプラスしてくれる。やろうとする気持ちは強い」と話す、向上心の強いチーム。県3位からの“下克上”を果たしてみせる。