「第104回全国高校野球選手権大会」(8月6日開幕、甲子園)へ向け、四国では7日開幕の愛媛から地方大会がスタート。各県の展望を掲載する第2回は高知と徳島編(ともに来月9日開幕)です。



【高知】

高知VS明徳義塾の2強

 春の四国大会準Vの明徳義塾と、春のセンバツ出場の高知が激しく火花を散らす。

 明徳義塾は昨夏の甲子園でも好投を見せた左の変則横手・吉村と、春に急成長を見せた右横手の矢野が盤石の投手陣を形成。守備面も二塁・池辺、中堅・井上を中心に全国クラスだ。足も小技も絡めてきっちり1点を取れる攻撃はさすが。4番に座る2年生・寺地の状態が上がれば大量点が望める。

 高知は春のセンバツでも見せた継投策で対抗。軸となるエース・山下を中心に、甲子園で好投した2年生の中嶋、140キロに迫る直球を投げる日野がつなぐ。1番・山下から、高橋、川竹、松本ら中軸へつなぐ。

 ノーシードで注目は最速145キロ右腕・浜口を擁する岡豊。春の県大会では明徳義塾に0−1の接戦を演じた。高知と同ブロックに入り、攻撃力アップで勝利を目指す。

 38年ぶりに春の県大会決勝に進出し、勢いに乗るのは高知工。第4シードの高知商はエース・熊沢を中心に勝負強さを発揮する。同ブロックに入ったのは高知中央。春は出場辞退となったが、堅田、竹村の2年生投手はハイレベルだ。3年生10人で春4強入りした高知南、同じく4強の土佐も上位をうかがう。



【徳島】

センバツ出場&四国王者の鳴門が軸

 春のセンバツ出場、春の四国大会優勝を果たした、優勝候補筆頭の鳴門を各校が追いかける。

 エースの冨田は140キロ台中盤の直球と鋭いスライダーが武器。圧倒的な力でセンバツを制した大阪桐蔭を相手に堂々と渡り合い、全国区へのし上がった。4番の前田を軸とする打線も、井川、三浦、上田、土肥、藤中ら強打者ぞろい。

 春の県大会で優勝した徳島商が対抗。エースの中原、2年生の森煌はともに140キロを超え、バッテリーを組む幸坂は強肩強打。野球センス抜群の主将・森龍、大型遊撃手の安芸、長打も打てる新開と攻撃陣も強力だ。

 今秋のドラフト候補にも挙がる左腕・森山を擁する阿南光は、2年連続の甲子園へ、攻撃面で課題は残るが、粘り強く、確実に得点を狙う。第4シードの城南は部員10人で秋8強、春4強。好投手・木内を中心に着実にチーム力を上げている。

 池田は4番の高野が急成長。長打力に磨きがかかる。初戦は好投手・阿下を擁する阿波、勝てば第2シード・徳島商と難敵が続く。

 鳴門と同じブロックに入った昨夏準優勝の生光学園、投手陣豊富な鳴門渦潮、6月の招待試合で天理を破った富岡西にも要注目だ。