かつて、大阪を拠点とする「NMB48」で山本彩(さやか)とWセンターを務めた“みるきー”こと渡辺美優紀(25)。2016年夏にグループを卒業した彼女は、昨年7月、芸能界に復帰した。以降の活動は順調だが、表舞台から姿を消していた「空白の2年間」に演じた愛憎劇は知られていない。

“みるきー”のNMBとしての活動は6年。そのあいだに出した写真集やDVDはヒット続きで、15年のAKB総選挙では12位に食い込んだ。一方、モデルの藤田富(とむ)とのお泊まりを「週刊文春」に撮られたり、卒業まで所属していた吉本興業系列の事務所とのトラブルが報じられたりと、“お騒がせアイドル”の一面も。

 しかしながら、復帰後の首尾は上々である。復帰ライブを成功裡に終わらせると、今年はつんく♂や「いきものがかり」の水野良樹から楽曲提供を受けたアルバムをリリース。「秘密のケンミンSHOW」や「浜ちゃんが!」といったバラエティ番組にも出演し、活動の幅を広げているところだ。

 さてここからは、彼女の、知られざる愛憎劇を。

「あれは17年、10月半ばのことです」

 と、渡辺の知人が当時を振り返る。

「みるきーはモデル上がりの小南(こみなみ)光司という俳優と半同棲状態でした。問題の日の夜、東京の港区内にある彼女のマンションで、痴話喧嘩の末に警察沙汰になってしまったんです。酒に酔った小南が暴行を働き、彼女の通報で警察官数人が駆けつけた。小南は三田警察署で事情を聴かれたものの、逮捕には至らなかったといいます」

 このころ“充電中”だった渡辺のSNSなどには、舞台や映画を観て、食事やカフェに行く日々が綴られる。その裏に、こんな事実が隠れていたとは――。

「スマホを投げた」

 小南は雑誌モデルとして活動し、15年からは舞台や映画に出演。BSフジで冠番組を持ったこともある、将来を期待されるイケメンだ。渡辺の知人が続ける。

「小南は、知人の紹介でみるきーと知り合ったんです。1歳下の小南が猛アタックしてね。彼女のマンション近くに引っ越したほど、ベタ惚れだったんですよ。で、自宅を行き来するうちに半同棲状態となったのです」

 そんな美男美女カップルが警察を巻き込む騒動を起こすまでには、

「この日の暴行だけでなく、日ごろから、人格を否定するような暴言があったようです。交際中、みるきーはかなり悩んでいました。2人は騒動後にいったん仲直りしたのですが、結局、3カ月ほどして別れました」

 すべての原因は小南の酒癖ではないかと、ある舞台関係者は眉をひそめる。

「彼は、本当に酒乱の気があるんです。酔うとカッとなって手が出てしまう。無類の女好きでもあり、プライベートで知り合ったタレントやモデル、舞台の制作スタッフまで手当たり次第に口説く。業界内では要注意人物として知られていますね」

 小南にコトの真相を訊ねると、三田警察署へ行ったことを認めたうえで、

「酒が入っていて、激昂したというか……。手を上げるというより、モノに当たることはありました。警察には“(渡辺)本人は手を上げられたと言っている”と言われましたが、彼女が持っていたスマホをパッと取ったことを、そうとらえたんだと思います。僕も本当にワーッとなっていて、スマホを投げた。そのとき彼女の肩に触れてもいますし、僕の勢いもすごかったと思うので」

 彼はここまで話すと、喧嘩の原因には触れず、口を噤(つぐ)んでしまった。では、渡辺本人はなんと言うか。

「いまでもそれは私にとって嫌なことなんですけど、過去のことだし……」

 しかしこの艱難辛苦のおかげで、現在の玉のような活躍があるのかもしれない。

「週刊新潮」2019年7月18日号 掲載