合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)は、今月6日に起訴され、同日夜に保釈となった。逮捕の一報が流れて以降、俄には信じがたいが、暗に無罪を匂わせる記事も散見されるのだ。

 警視庁担当記者が言う。

「沢尻容疑者は、薬物を10年以上前から使用していたと自供しましたが、尿検査は陰性反応で所持量も微量。売買目的でないので、自宅にあった麻薬は逮捕された元恋人など他人の物だと否認してしまえば、有罪とは言い切れなくなるのです」

 ゴーン裁判などで“無罪請負人”として名を馳せる弘中惇一郎弁護士とタッグを組んだ、河津博史弁護士が彼女の代理人に就いたことから、裁判は一筋縄ではいかないとの見方が醸し出されてもいる。

 とはいえ、逮捕で痛みを負ったのは、最低5億と言われる損害額を被ったテレビ局やCMスポンサーだ。

 中でも、NHKは彼女を来年の大河ドラマに抜擢していたものの、降板を発表して代役に川口春奈(24)を起用、収録済み10話分の撮り直しに入るなど、傷が大きい。

「不祥事で活動休止となった小出恵介(35)には、NHKが損害賠償を請求しています」

 と話すのは、さる全国紙の放送記者だ。

「11月20日にNHKで行われた定例会見では、木田幸紀放送総局長が、“しっかりと自分の責任を見つめて欲しい”と沢尻容疑者に苦言を呈しました。過去に倣えば損害金を請求するところ、すんなり回収できるのか。推定無罪の原則に立てば、彼女は逮捕直後に降板させられ不当だと、逆にNHKを訴える可能性もあると囁かれています」

 こんなふうに恐れられるのも、女王サマたる所以。

「週刊新潮」2019年12月12日号 掲載