TBS「NEWS23」の小川彩佳アナ(35)が産休に入った。7月3日の放送で、彼女は、「来週から出産に備えましてしばらく番組をお休みすることとなりました。産後は体調と相談しながらですが、再びNEWS23で皆さまにお目にかかる予定です」と挨拶した。もっともTBS内部からは、早くも「彼女がいなくても視聴率は変わらない」なんていう声が出ているという。

 ***

 関係者はこう言う。

「彼女が産休に入った翌週から、『NEWS23』の視聴率が上がっているんですよ」

 TBSがテレビ朝日のアナウンサーでライバル番組「報道ステーション」のサブキャスターを務めた彼女を、「NEWS23」のメインキャスターに三顧の礼で迎えたのは、昨年6月のこと。以来、思ったように視聴率が伸びていないことは度々報じられてきた。

「初回の視聴率は4・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と、前任の元TBSの雨宮塔子アナの平均視聴率よりも落としてしまいました。その後も、視聴率は3〜5%と低迷していました。古巣の『報ステ』は15%以上を記録しているのですから、お話にもなりません。結局、産休に入る直前までその傾向は変わりませんでした」(同)

 彼女がいなくなってどのくらい上がったのだろうか。

「3%台がなくなったんです。なんだ、その程度かと思われるかもしれませんが、6月29日は3・6%だったのが、翌週7月6日は4・0%に。7月2日は4・4%でしたが、翌週9日は4・9%と、0・5ポイントも上がっている日まである。ビデオリサーチは、この4月から、関東地区のサンプル数を900世帯から3倍の2700世帯に増やしました。たとえ0・5の差でも正確性は高まっていますし、その差は大きい」(同)

 なんとも皮肉な話である。

「これでTBSの局アナの不満はさらに高まるでしょうね。TBSには早朝の『あさチャン!』は夏目三久アナ、『グッとラック!』は噺家の立川志らく、お昼の『ひるおび!』はホンジャマカ恵俊彰、夕方の『Nスタ』はホラン千秋、そして『23』には小川アナと、局アナがメインの番組がないんです。もちろん、安住紳一郎アナは別格です。使えると思ったら、とことん使いまくるくせに、認められるまでは使おうともしない。局アナは提供アナウンスだけ読んでろってことか、と不満が溜まり、辞めていく女子アナも多いんです。ちょっと前には、元テレ東の大橋未歩アナにこの話を指摘され、話題になりました」(同)

局アナが辞めていく

 3月17日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)に大橋アナが出演した際のことだ。番組では、各局のお局様が話題になった。

大橋:お局様がいるか分からないですけど……TBSアナウンサーの子たちに聞いたのは、なんでTBSを辞めるのかっていうと、帯(番組)が全部外注だから辞めるって言ってましたね。

 確かに最近だけでも、フリーになって大活躍の田中みな実をはじめ、吉田明世、林みなほ、宇垣美里などがTBSを退職し、活躍している。

 もっとも、これも最近だけの話ではないようだ。「週刊新潮」(18年9月6日号)では、TBSで37年、アナウンサーとして活躍した吉川美代子氏が、古巣を嘆いているのだ。

吉川:3次、4次まで(入社)試験があって、私たちはそれをクリアして採用され、頑張ってきたのに、うちの採用試験では早々に落とされてNHKに行った人を連れてきて、メインキャスターに据える。それ、変でしょ? なぜ私たちじゃいけないの?――みんなそう言って、アナウンス部会は荒れましたね。

 民放プロデューサーも言う。

「一頃、TBSは元NHKアナばかりスカウトしていましたからね。『筑紫哲也 NEWS23』時代にの草野満代アナ、その後任の膳場貴子アナもそう。その流れが元テレ朝の小川アナに引き継がれているわけです。『新・情報7DAYS ニュースキャスター』の前身である『ブロードキャスター』も元NHKの久保純子アナでしたね。ちなみにこの番組のメインは元日テレの福留功男アナでした。局アナの不満は根深いでしょう」

 小川アナは、産休に入るに当たっての葛藤を「週刊文春WOMAN」(2020夏号)でこう語っている。

「早く産休に入るべきなのか、このまま出演を続けていてよいのかと自問自答しながら放送に向き合い、産休についての方針を固めてきました」

「昨年9月、TBSの佐々木卓社長が定例会見で、『見ていただく水準として不十分』とまで言っていましたからね。今年はコロナでただでさえ売上が落ちている中、看板番組の『23』があの数字では頭が痛いところでしょう。産休に入った彼女に代わって、メインを若手局アナの山本恵里伽アナが務め視聴率が上がるなんて、異例のことです。これでは小川さんも気が気じゃないでしょうね」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年7月14日 掲載