昨年秋、グループ名を欅坂46から改名したことで話題となった櫻坂46が、2枚目となるニューシングル「BAN」を4月14日にリリースした。センターを務めるのは、1stシングル『Nobody’s fault』に続き2期生の森田ひかる(19)である。もっとも、ファン以外には“誰?”と思う人がまだまだ多いハズだ。そこで今回は、彼女の経歴や趣味嗜好を紹介し、その魅力に迫っていきたい。

 まずは簡単なプロフィール紹介から。2001年7月10日の福岡県生まれで、星座はかに座、血液型はB型、そして身長は150・5センチだ。メンバーやファンからは“るんちゃん”“るんるん”“ひぃちゃん”などのニックネームで呼ばれている。

 17歳、高校2年生のときに、坂道合同オーディションに応募したのがデビューのきっかけだった。中学時代から坂道グループのファンで、ライブ映像もよく見ており、憧れを抱いていた。

 特に、元・乃木坂46の西野七瀬(26)のファンだった。森田が見た坂道合同オーディションのCMに出演していたのが、その西野だったのだ。応募した理由には、CMの中で使われた「この夏で、あなたの人生が変わります」というオーディションのキャッチコピーに惹かれたこともあったという。

 このときのオーディションは実に約3400倍という超高倍率。森田はその狭き門を見事に突破し、18年の11月に欅坂46の2期生として加入した。

2期生で1番ドS

 福岡県生まれといっても、山に囲まれたかなり田舎のほうの出身らしい。田舎ならではの危ない目にあったエピソードをたびたび披露している。

 たとえば、あるとき、家の周りにスズメバチが巣を作ったそうだ。多いときには庭に10頭以上いて、玄関の前でも飛んでいるため、家に入れない。仕方なく日が沈んでからようやく家に入れたらしいのだが、こんなことが日常茶飯事だったという。ほかにも、靴の中にヘビが入っていた、近くの山からイノシシの子供が降りてきた……なんてこともあったとか。また欅坂46時代、グループの冠番組だった「欅って、書けない?」(テレビ東京系・以下、「けやかけ」と略)では「庭が山」「学校終わりとかは田んぼ道で1人で側転をしてました」とも語っている。1時間くらい平気で側転していたというから、やはりかなりの変わり者である。

 変わり者エピソードでは、「けやかけ」内で森田の実姉が明かしたこんな話もある。“一番ビックリした妹の行動は?”という質問に、姉は“姪っ子の二の腕、お腹、足の指だけが写った写真を撮って大事にしていること”と回答したのだ。放送では“猟奇的な匂い。”というテロップも入っていた。

 ただし、森田本人に言わせると「夏とかに寝ていてお腹出てたりすると、『かわいいな〜』って思って」撮ってしまうらしい。ちゃんと全体を撮ったあとで隅々を撮影していると言い訳もしていた。

 一方で、グループの同期からは“2期生で1番ドSなメンバー”認定されている。「つまずいた人を見て、ずっと笑っている」というのが理由のひとつ。実際、番組の検証では、収録時に転んだスタッフを見て笑う森田の姿が、しっかりとカメラにとらえられていた。

 そんな彼女の特技のひとつは“和太鼓”である。小学校の授業で習っていたそうで、「けやかけ」初登場時にスタジオで披露した腕前は相当なものであった。グループ加入後に行われた“欅坂46二期生おもてなし会”というファンイベントのオープニングでも太鼓パフォーマンスを行い、会場を沸かせたこともある。

 また森田は、一人で動物園や水族館に行くほどの“動物好き”でもある。一番のお気に入りはハシビロコウという鳥。「けやかけ」の後番組「そこ曲がったら、櫻坂?」(テレビ東京系・以下、「そこさく」と略)内で、“いま一番会いたい動物”だという鷹が登場したときは、鷹匠さながらに鷹を腕に乗せ、ご満悦だった。

 先輩である1期生の推しメンは小林由依(21)。20年2月に放送された「けやかけ」のバレンタイン企画では、小林に「ずっと変わらず憧れの存在で大好き」と言いながら本命チョコを贈っている。1stシングルヒット祈願の「そこさく」の企画で、金峰山での修行登山をした際も、一歩間違えたら転落の危険がある断崖絶壁で景色を楽しみ、2ショット写真を撮っていたのも印象的だった。

グループでもっとも小さい

 身長150・5センチと小柄な森田だが、身体能力はかなりのものがある。本人は運動に自信がないらしいが、「けやかけ」で行われた運動能力チェック企画のビーチフラッグ対決では、決勝戦まで進出している。

 決勝の相手は、身長163センチのバレーボール経験者で、2期生No.1の身体能力の持ち主・田村保乃(22)だった。彼女を相手に、森田は1度ならず2度も同時ゴールに持ち込んだのだ。特に2度目はスタートで出遅れたものの、中盤から追い上げ、最後は超低空ダイブを見せた。結果、森田と田村の2人同時優勝。森田は自らを「負けず嫌い」としているから、その性格が功を奏したのだろうか。

 背の高いメンバーが多い櫻坂46のなかで、身長150・5センチの森田は、最も小さい。次に低いのが1期生・上村莉菜(24)で153・5センチだから、いかに森田が際立って低いかが分かるだろう。ところが、いざパフォーマンスとなると、この小さな身体から圧倒的なオーラが放たれる。とくに1stシングル「Nobody’s fault」の途中でジャンプする場面は、果てしなくかっこいい。

 櫻坂46に改名したことで、“量産型のキラキラ系可愛いアイドル路線”に転換するかとも思われたが、“欅坂46らしさ”は継承された。欅は中性的なカッコ良さ、櫻は女性的なカッコ良さを体現するグループなのだと思う。その象徴を担うセンター・森田ひかるのもと、メンバーたちは新しい櫻を咲かせてくれることだろう。

上杉純也

デイリー新潮取材班編集

2021年4月16日 掲載