「ギャラが原因」の声

 ジャニーズの独立騒動は大きく報道される。その陰に隠れてしまっているが、実は役者の世界でも独立が相次いでいる。

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 まずは表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。

 18年に独立した満島ひかり(35)は今年3月、スポーツ報知の取材に応じ、独立の理由を明かした。

 その記事「満島ひかりにインタビュー 独立理由初告白『体を壊し素直になりきれなかった』」によると、多忙が体調や精神状態などに悪影響を及ぼし、事務所を退所すると1年は治療や休養に充てたという。

 米倉涼子(45)と剛力彩芽(28)の独立は、オスカープロモーションの騒動が原因なのは、報道でご存知の方も多いだろう。

 この3人を“従来型”の移籍だとすれば、表では4人目の森七菜(19)から、最後の高杉真宙(24)までが“新型”ということになる。

 何しろ退所が1月から4月に集中している。民放キー局の関係者は「コロナ禍が影響を与えているのは間違いありません」と解説する。

マネージャーの有無

「新型コロナウイルスの感染拡大による“巣ごもり需要”で、視聴率自体は上がっています。ところがCMの営業が苦戦しており、民放キー局の収益は苦戦しているのです。

 そのため番組制作費は削られています。役者のギャラも下がっていますが、事務所の取り分は変わりません。これを嫌がる男優や女優が独立に踏み切っているようですね」

 収入の問題であり、事務所とケンカして辞めたわけではない場合、“円満退社”と強調される。

 例えば佐藤健(32)と神木隆之介(27)は、アミューズを辞めたにもかかわらず、一部のスタッフは新しい事務所に移籍するという。

 こうしたことから、独立の際、マネージャーが最初から存在するのか、不在なのか、という違いが存在するようだ。

「マネージャーがいない代表格は満島ひかりさんです。スポーツ報知のインタビューでも率直に語っていますが、事務所を辞めるのを最優先にしたそうなので、1人ぼっちになってしまったんですね。

 同じ記事では『昨年4月に元マネージャーの女性と業務提携を結んだ』と説明しています。それまではスケジュールの管理やギャラの交渉を自分で行い、問い合わせのメールにも満島さんが返信を書いていたそうです」(同・関係者)

争奪戦が勃発!?

 逆に、マネージャーがいないとダメ、という役者も少なくない。表に登場する役者でいえば、永山瑛太(38)だという。

「酒癖と女癖の悪さから、何度も芸能ニュースを騒がせてきました。管理する人が必要なのは言うまでもありません。おまけに、永山さんに限らず、役者が自分でギャラの交渉を行うのは大変でしょう。

 これまでにも、言い値でOKしてしまったり、何があっても安くしなかったり、交渉能力に問題のある役者さんはいました。

 やはり多くの役者さんにとって、独立の際にマネージャーがいるのといないのとでは、大きな違いなんです」(同・関係者)

 永山瑛太を担当するのは、大手の芸能事務所で経験を積んだマネージャーだという。関係者は「親しい俳優仲間を担当していた方のようです」と言う。

「コロナ禍が収まるのはまだ先でしょうから、今後も役者の独立は増えるかもしれません。有能で信頼できるマネージャーを探す男優や女優も増えるでしょう。

 芸能事務所の現役社員の引き抜きはもちろん、優秀なヘアメイクさんやADをスカウトして転職させるということも出てくると思います」(同・関係者)

デイリー新潮取材班

2021年5月7日 掲載