秋篠宮家の長女・眞子さま(29)との婚約が内定している小室圭さん(29)に関するテレビ報道は、ようやく一段落したようだ。自身の母と元婚約者との間の金銭トラブルについて、小室さんは「借金でないから払わない」と表明したものの「解決金なら払う」と言い出した。これに対し、元婚約者は「貰うつもりはない」と先の見えない状態となり、ネタも尽きたようだ。実を言うと、この間、テレビ局によってこの問題の報じ方が大きく異なっている。検証してみた。

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 発端は4月8日、小室さんが、結婚に対する気持ちに変わりがないこと、そして母の金銭トラブルについて誤った情報を訂正するため、28ページにわたる文章を公表したことだった。皇室ネタとなればワイドショーの独壇場だ。翌9日、小室さんについて、主な番組が報じた時間を見てみよう。

意外に異なる放送時間

●日本テレビ
 「Oha!4 NEWS LIVE」(4:30〜5:50=80分)4分42秒
 「ZIP!」(5:50〜8:00=130分)5分06秒
 「スッキリ」(8:00〜10:25=145分)18分00秒
 「ミヤネ屋」(読売テレビ/13:55〜15:50=115分)46分08秒

●TBS
 「ひるおび!」(10:25〜13:55=210分)56分03秒

●フジテレビ
 「めざましテレビ全部見せ」(4:55〜5:25=30分)2分45秒
 「めざましテレビ」(5:25〜8:00=155分)12分37秒
 「めざまし8」(8:00〜9:50=110分)26分33秒
 「バイキングMORE」(11:55〜14:45=163分)52分21秒

●テレビ朝日
 「グッド!モーニング」(4:55〜8:00=185分)10分57秒
 「羽鳥慎一モーニングショー」(8:00〜9:55=115分)8分53秒
 「大下容子ワイドスクランブル」(10:25〜13:00=155分)29分02秒

 民放プロデューサーが解説する。

「朝よりも午後の情報番組、ワイドショーが時間を割いていることがよく分かります。『ひるおび』(TBS)、『バイキング』(フジ)、『ミヤネ屋』(日テレ)は1時間近くも小室さんを放送していますからね」

実は数字を持ってない

 9日には眞子さまが、小室文書に関して「色々な経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」とのコメントを発表され、宮内庁も秋篠宮ご夫妻も文書をご覧になり、「(小室さん側が)努力したと受け止めておられるようだ」との見解を示した。ところがこの日は金曜日。ワイドショーは間に合わなかった。

 週明けの12日、もっとも熱心だったのは「バイキング」で66分にわたって放送。他の番組はそれほど時間を割かなかったが、この日の夕方、小室さんの代理人が、和解金を支払う用意があると明かしたため、13日は再び盛り上がった。今度は報道番組も含め放送局別の合計放送時間も記した。

●日本テレビ:39分08秒
 「Oha!4 NEWS LIVE」5分17秒
 「ZIP!」4分55秒
 「スッキリ」9分43秒
 「ヒルナンデス」1分23秒
 「ミヤネ屋」16分21秒
 「news every.」(15:50〜19:00=190分)1分39秒

●TBS:40分00秒
 「はやドキ!」(4:25〜6:00=95分)2分07秒
 「あさチャン!」(6:00〜8:00=120分)0分56秒
 「ひるおび!」23分56秒
 「TBS NEWS」1分03秒
 「ゴゴスマ」(CBCテレビ/13:55〜15:49=114分)11分58秒

●フジテレビ:81分46秒
 「めざましテレビ全部見せ」3分53秒
 「めざましテレビ」2分36秒
 「めざまし8」2分57秒
 「FNN Live News days」(11:30〜11:55=25分)0分58秒
 「バイキングMORE」67分55秒
 「イット!」4分54秒
 「FNN Live News α」(23:40〜翌0:25=45分)1分33秒

●テレビ朝日:41分36秒
 「グッド!モーニング」8分26秒
 「羽鳥慎一モーニングショー」21分48秒
 「大下容子ワイド!スクランブル」10分22秒

「やはり『バイキング』が熱心で、とうとう1時間を超えました。おかげでこの日、フジテレビは80分以上を放送しています。他の放送局は概ね40分程度。番組数で見ると日テレもこの問題に熱心に見えますが、突出しているのは読売テレビ制作の『ミヤネ屋』だけで、他の番組は時間も短いことが分かります」

「ミヤネ屋」を除けば、日テレが報じたのは20分程度にすぎない。9日の放送を見ても日テレ制作の番組はそれほど放送していないことが分かる。宮内庁にでも気を遣ったのか。日テレ関係者に聞くと、

「うちの局は、《婚姻は、両性の合意のみに基いて成立》するという憲法24条1項に基づいて放送しているんです。結婚は2人の意志でなされるものですから、外野が、しかも報道機関がとやかく言うものではないというスタンスのようです。『ミヤネ屋』は別として、日テレ制作の番組では、公式に発表される宮内庁や皇室の見解以外はあまり扱っていません」

 視聴率は確実に取れそうなものだが、

「確かに皇室モノは数字が取れます。例えば93年6月9日、天皇陛下と雅子妃殿下の結婚の儀は、各局が特番を組み、日テレは雅子様が実家を出られるところから14時間にわたって中継しました。結局一番数字を取ったのはNHK(35.1%)でしたが、全局を合わせた総世帯視聴率でみると62.6%。この数字は、72年の連合赤軍の浅間山荘事件、89年の昭和天皇大喪の礼(いずれも62.8%)に次ぐものです。また、美智子上皇后となると、人気はさらに上でしょう。民間から初めて皇室に嫁がれた美智子様は、美しさに加えて、ファッションリーダーであり、同世代の女性は親近感を持っていました。59年4月のご結婚の頃は、テレビが誕生して間もない頃で、結婚の義を見たいがために、国内にテレビが普及したほどです。現在も放送される民放最古の番組『皇室アルバム』(TBS/MBS制作)はこの年秋にスタートした番組ですから、その人気のほども分かるでしょう」

 それに加えて、番組も作りやすいという。

「結婚の儀などは別として、皇室の方々は肖像権の許諾を取る必要もありませんし、過去映像も使い放題ですから、番組は作りやすいんです。眞子さまの母上である紀子様も人気がありましたよ」

 ならば、今回も扱えば良かったのに。

「こう言っては何ですが、小室さんは数字を持っていません」

 どういうことだろうか。

「小室さんの場合、眞子さまと婚約と報じられた当初から、“湘南江の島海の王子”という妙な軽さがついて回りましたから」

 まだ、母の金銭問題が報じられる以前の話である。当時、NHKニュースは小室さんについてこう報じていた。

《お相手の小室さんは、高校までインターナショナルスクールで過ごし、大学時代には、神奈川県の藤沢市観光協会が主催する、2010年度の「湘南江の島海の王子」として各地で行われる観光キャンペーンなどで活躍した経歴があります》(17年5月16日)

「当時から、“海の王子”って何だよ、という声はありましたし、『母親を守りたい』とよく話していたという友人の声もありました。それから間もなく、母の金銭問題でしょ。F1(20〜34歳の女性)、F2(35〜49歳の女性)からそっぽを向かれてしまったんです。小室さんの問題に関心があるのは高齢者なんです。世帯視聴率は狙えるでしょうが、日テレはコアターゲット(13〜49歳)の個人視聴率を狙う戦略に舵を切っています。彼らに嫌われるネタは扱わないということです」

 11日の「ワイドナショー」(フジ)にゲスト出演したフリーアナの神田愛花(40)は、小室文書についてこう言っていた。

神田:28ページに及ぶ文書は……私たち、そんなに小室さんに時間割けないじゃないですか。

「これが女性の本音でしょうね。F2層の神田アナですらこう考えているのですから、20代のF1層は自分の恋愛に一生懸命です。アイドルの恋愛話に興味はあっても、母一筋の小室さんには興味はわかないということでしょう」

デイリー新潮取材班

2021年5月2日 掲載