今月16日、自身のユーチューブチャンネル「貴ちゃんねるず」で離婚の事実を公にしたタレントの石橋貴明(59)と女優の鈴木保奈美(54)。記者会見もプレスリリースさえもない、イマ時な“オンライン離婚発表”の裏側に透けて見えたのは“普遍のドラマ”だった。

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「事前告知も何もない突然の発表で慌てましたよ」

 とは、ある芸能記者。

「なにしろ動画でなく、わずか51秒の、文字によるスライドショー形式での離婚発表です。最後に二人のツーショットが出てきましたが、笑顔は保奈美さんだけだったのが印象的でした」

 バツイチ同士の石橋と鈴木が“できちゃった再婚”を発表したのは1998年。これまで3人の娘をもうけ、鈴木は女優業を一時休業して育児に専念。ユーチューブで離婚理由として挙げたのも「子育てが一段落した事」だったが、真相は別にあるともっぱらの噂だ。

「昨秋から二人の離婚説は流れていました。保奈美が昨夏に個人事務所を設立し、その2カ月後には個人名義で都心の一等地にマンションを購入していたことも今年に入って発覚。離婚に向けた準備が早くから進められていたことは間違いありません」(同)

 振り返れば昨年、鈴木は婦人誌の対談で、4LDKの自宅マンション内に“自分の部屋”がないことを告白。石橋から“深夜帰宅NG”などの束縛を受けていると報じられたことも。

「そうした保奈美の鬱積した不満が離婚の大きな原因とされ、離婚話もやはり保奈美から切り出したと聞いています」

 個人事務所の取締役にも名を連ねる、鈴木の実母に訊ねると、

「(離婚は)娘から事前に聞いていました。(理由は)二人の間のことですから」

 そう言って口を閉ざした。

年収1億円といえど

 早速、鈴木にはドラマや映画のオファーが殺到しているというが、一方の石橋は今年3月に地上波のレギュラー番組が終了。かつて堂々ゴールデンの冠番組を持ち「ギャラは1本300万円」と囁かれ、高額納税者番付の常連でもあった往時の面影はない。

 生き残りをかけて昨年6月、ユーチューバーデビューを果たした石橋は現在、チャンネル登録者数166万人、これまでの総再生数は1億6千万回を超える。今回の離婚発表も12時間限定の公開中に約160万回再生され、さらなるチャンネル登録者獲得に向けて絶大な宣伝効果を得た。

 業界の事情通によると、

「ユーチューブの世界では登録者数が100万人を超えれば大成功。石橋さんの場合、知名度もあるので再生回数に対する報酬単価は0・7円前後とされ、年収にして1億円を超えるのではないでしょうか」

 なるほど、稼ぐ力は残っているようだが、民放キー局関係者が言うには、

「これから女優としての円熟期を迎える保奈美と、1億円を稼ぐとはいえ、競争激しいユーチューブの世界で話題を維持していくしかない石橋の収入格差は広がっていくばかりでしょう。今回、石橋のチャンネルで離婚が発表されたのも、保奈美からの“最後の餞別”だったと言われています」

 発表の手法は最先端でも、その背後には愛憎とカネという“昔ながらのドラマ”が潜んでいた。

「週刊新潮」2021年7月29日号 掲載