会社員に「異動」は付きもの。それは華やかなテレビの世界で活躍するアナウンサーも同じだが、お台場のアナウンス室の場合、そこに「ステマ」という要素が加わる。

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 フジテレビの人事異動が7月1日付で発令された。

 放送記者が解説する。

「最も注目されたのは、『明石家さんまのお笑い向上委員会』などに出演していた入社10年目の久代萌美(くしろもえみ)アナが、ネットワーク局という地方局との調整をする部署に異動になったことでした。一線で活躍していたアナウンサーが異動したその理由に、フジテレビアナによる“ステマ疑惑”を『週刊文春』が報じたこととの関係が囁かれています。その一件をリークしたのは彼女でないのか、と話題になっていたのです」

 事情を知るフジテレビの中堅社員が言う。

「久代さんはリーク元であることを周囲に否定していますよ。そもそも異動するならステマ疑惑の当事者である井上清華アナらの方なんじゃないでしょうか」

 として、アナウンス室の“空気”についてこう語る。

「ステマをやっていた7人の女性アナウンサーは仲良しグループなんですよ。久代さんはそうしたグループとは距離を置いていました。彼女はどちらかというと番組上付き合いのあったお笑い芸人と親しくしていて、それが上層部によく思われていなかった。同僚アナから久代さんへの“何で彼女がさんまさんの番組に”というやっかみもありました。やはり、会社として大切にしているのは永島優美アナとか、三田友梨佳アナだったのでしょうか……」(同)

「ワイドナショー」に

 若手アナの疑惑は不問に付される中、出世を果たしたのは佐々木恭子アナ(48)。アナウンス室部長への抜擢だ。

 フジ関係者によれば、

「ステマが疑われたアナウンサーの相談に乗っていたのが、佐々木さんだったんです。西山喜久恵アナの方が年上なんですけど、東大卒の佐々木さんは管理職向きと言われてきました。前のアナウンス室長だった佐藤里佳さんは下を守るような感じではなかった。佐々木さんは若手アナウンサーからの人望も厚いですよ」

 その佐々木アナが、部長就任にあたり上層部に直訴したことがあったという。

「“現役続行”です。これまで社会学者の上野千鶴子さんにインタビューするなど、女性の社会進出に関心を寄せてきました。そこで、出演する松本人志さんMCの『ワイドショー』に引き続き出演できるよう、上に掛け合ったそうです。部長になってからもレギュラーを持ち続けるのは珍しいことですよ」(同)

 今月11日放送の同番組で、佐々木アナは早速、松本から「最初の仕事はあれですか? 久代を飛ばした?」と突っ込まれ「それは私じゃないです!」と返す一幕も。

2021年7月29日号 掲載