「俺のオンナだ」パトロンの紹介で「極左暴力団」ドンとも交遊 「闇金業者」から違法献金! 「金庫番秘書」は不動産錬金術で本誌(「週刊新潮」)に敗訴

 小池知事はクリーンなイメージをまとい、それが人気の一因ともなってきた。しかし、来し方を子細に見ると、聞き流せない過去も。「カネと男」にまつわる「小池研究」。

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 小池知事は大学時代に同窓の日本人男性と結婚しているが、半年程で離婚。その後はさまざまな大物男性との“寄り添い”が報じられてきたけれど、

「ほとんど知られていませんが、百合子はキャスターをしていた80年代半ばから、15歳ほど上の、都内の広告代理店の社長に面倒を見てもらっていたんです」

 と言うのは、双方を共に知る、古くからの知人。

「ある時、社長から“会わせたい娘がいる”と言われて赤坂の料亭に行った。俺のオンナを紹介する、とばかりにね。そしたらいたのは百合子。えっ、とビックリした記憶があります」

 この社長は幅広い人脈を誇り、大物政治家や財界人、時にはヤクザとの交友を吹聴していた。とりわけ、

「あの松崎さんとはベタベタの関係でした」

 とは業界関係者。松崎さんとは、JR東労組の会長だった松崎明氏(故人)のこと。氏は「極左暴力集団」と当局に認定されている「革マル派」のドンでもあった。そして、

「社長は松崎さんの口利きで、JR新宿駅東口にあったイベントステージの管理運営を請け負い続けていた。おいしい利権でした」(同)

 というから、随分な「やり手」である。

 その社長と小池氏が出会ったのはパーティーがキッカケ。すぐに“昵懇”となり、

「電話はしばしばで、社長の会社にも出入りしていた。中でも驚いたのは、百合子が代表を務めていたファミリー企業の役員に、この社長を入れていたことです。この会社は所在地が当時の百合子の自宅で、役員も他には彼女のお母さんだけ。そこに名を連ねるということは、余程深い仲なんだろう、と」(先の知人)

 それほどの仲だから、小池氏と松崎氏の間に関係が生まれるのも当然で、

「松崎さんの出版パーティーの司会を百合子がしていました」(同)

 結果、彼女は「極左暴力集団」の広告塔を務めてしまったというワケだ。

 が、社長との関係は、彼女が政界に入って出世し、新たな庇護者を得る中で解消されていったといい、

「4年くらい前かな。社長に“百合子とはどうなった?”と聞いたら“とっくに別れた”“政治家はとにかく金がかかるよ……”とこぼしていました」(同)

 社長は3年前に世を去り、会社も閉鎖。しかし、知事にとって、あまり触れられたくない“過去”であることは間違いないだろう。

当選翌日に…

 秘められた醜聞は「カネ」にもある。

 グリーンがイメージカラーの小池知事だが、実はカネにはブラックで、知事に就任後、本誌に二つのスキャンダルを報じられているのだ。

 一つ目は、彼女の金庫番を務めていた元秘書、水田昌宏氏にまつわる話。

 水田氏は2016年8月、千代田区にある所有物件などを担保に、みずほ銀行から3億3千万円の融資を受けた。しかし、この物件の資産価値は2千万円ほどしかなく、融資を受けたのは小池氏の知事当選の翌日。しかも、みずほ銀行は東京都の指定金融機関……。実にきな臭い。このカネを何に使おうとしていたのだろうか。

「この融資には当初、小池氏と水田氏が共同所有していた練馬区の物件(現在の知事の自宅)も共同担保として入れられ、それゆえになされたものでしたが、この担保が融資同日付で解除されるという不可解な経緯がある。小池氏の承諾なしには行えない取引であることは間違いない」(事情通)

 記事掲載後、水田氏は新潮社などを提訴したが、全面敗訴し、控訴すらしなかった。

 加えて、二つ目の疑惑は、より単純でかつ悪質だ。

 小池氏は12年、池袋で不動産業を営む男性と知り合った。男性はもともと石破茂元幹事長の後援者。小池氏にその年の自民党総裁選で石破氏を支援することを要請し、承諾を得る。その見返りなのか、「長い付き合いになりますし、パーティー券は何枚でもお引き受けします」と約束し、実際、12年と13年、小池氏主催の政治資金パーティーのチケットを200万円ずつ購入している。しかし、彼女はそのことを自らの政治団体の収支報告書に一切記載しなかったのである。

「報告書の不記載と、パーティー券購入の上限オーバーで、政治資金規正法に抵触します」(さる弁護士)

 しかも、この業者は、「無登録で高利のカネを貸し付け、暴力団との交際もある」(地元関係者)いわば「闇金」なのだが、この件について、彼女は一切口をつぐんだままなのである。

 築地移転の迷走、「希望の党」の惨敗で一度は失速したものの、再びスポットライトを浴び、再選に驀進する小池知事。

 しかし、その真の「履歴書」を辿れば、看過できないことばかり。自分を高く売る「女城主再び」ならば、更なる混乱は必至で、都民は高い「請求書」を突き付けられそうである。

「週刊新潮」2020年6月18日号 掲載