11月30日、55歳になられた秋篠宮さまが、長女の眞子さま(29)と婚約内定者の小室圭さん(29)の結婚を容認された。このご決定を識者はどのように受け止めたのか。東京家族ラボ主宰で家族問題評論家でもある池内ひろ美氏の見解とは――。

 ***

 家族問題の専門家として恋愛から結婚・離婚、或いは夫婦関係の修復に向けて、これまで20年以上に亘りのべ3万8千件を超えるご相談を受けてきました。

 眞子さまと小室さんに関する一連の出来事を聞き、皇室の方々と一般人を比較するのは大変不遜ではありますが、今まで私が見てきた中で思い浮かべてしまったカップルがいます。

 東証1部上場企業の社長ご令嬢とミュージシャン志望の男性、共に22歳の男女の例です。ご令嬢は「結婚したい」という強い希望を持っていたのですが、お父様が「いけません」と仰いました。なぜかといえば、同じ男として、彼が真剣に夢を目指して努力しているようには見えなかったそうなのです。目標ばかりが大きくて、そこに向けて真摯に努力をしていない男はダメだということだった。

 結局、この結婚は最終的にご令嬢のお母様も「お父様の仰る通り」と同調したことで、残念ながら成就しませんでした。逆にお母様が賛成していたら、成立していたと思います。

 仕事柄、私が見てきた経験からも、お父様が反対しているのに結婚するカップルというのは、大抵お母様が「ここまで好きだというのだから、仕方ないでしょう」と述べる場合でした。つまりは、眞子さまの結婚問題においてもキーパーソンは紀子さまだと思うのです。

 今回、秋篠宮さまが結婚を容認するようなご発言をされたとすれば、紀子さまが母親として娘の気持ちを尊重したいと仰ったのではないかとお察し致します。

 また、先ごろ眞子さまが発表された「決意文」には結婚は“生きていくために必要な選択”と記されています。もし結婚できなければ命を絶つというニュアンスにも捉えられかねないだけに、秋篠宮さまのお心も折れてしまったのではないでしょうか。

東京家族ラボ主宰 池内ひろ美(家族問題評論家)

「週刊新潮」2020年12月3日号 掲載