本誌(「週刊新潮」)の一連の「メドレー不倫」報道で判明したのは、瀬戸大也の快楽主義者、享楽家としての素顔である。

 今一度振り返っておくと、瀬戸がその素顔を見せたのは9月14日の昼下がり。とある航空会社でキャビンアテンダント(CA)を務めるスレンダー美女を高級外車「BMW X6」でピックアップした瀬戸が向かった先は、東京・足立区にある「休憩4600円」の古びたラブホテルだった。ホテル滞在時間は約1時間半。慌ただしく「昼下がりの情事」を済ませた瀬戸は足立区内の住宅地で彼女を降ろした後、都内の自宅へ。しかし家の中には入らず、国産車に乗り換えた上で子どもたちのお迎えのため、保育園に向かったのだった。

 わざわざ高級外車から国産車に乗り換えてお迎えに行ったのは、「良きイクメン」イメージを守るためだったのだろう。何とも涙ぐましい努力だが、自宅のガレージには、享楽家としての素顔を物語るような超高級外車、真紅のフェラーリが収められていた。

〈家で2人の子守をしてくれた旦那さんに感謝〉

 裏切り行為のまさに当日、妻の優佳さんはインスタグラムにそう綴っていた。インスタの記述によれば、その日、優佳さんは〈撮影&打ち合わせ〉の仕事が入っており、事前に瀬戸にお迎えをお願いしていたようである。いつそれが決まったのか定かではないが、決定した後、瀬戸は密かに愛人との逢瀬を“ブッキング”したわけだ。お迎え前のわずかな「スキマ時間」さえ活用する。その行動様式からは、快楽に対する貪欲さが伝わってくる。

 ちなみに年の頃20代半ばのこのCAは昨年11月、本人のものと思しきツイッターで、

〈今更ながらこの関係ゲロ吐きそう〉

 などと、異性関係に悩んでいるかのような内容を綴り、同じ悩みを抱える他人のツイートに「いいね」を付けてもいた。が、そうした関係にある女性を1人確保するだけでは飽き足らず、熱心に別の相手にも誘いをかけ続ける――。本誌が続報でお伝えしたのは、あくまで自らの欲望に忠実な男の姿だった。

 瀬戸とは会えば挨拶する顔見知り程度の関係だったという地方在住の20代女性。昨年5月、急に彼女にインスタのダイレクトメッセージを送った瀬戸はそのうち、「会えるなら会いたい」などと口説くように。そして、あまりにしつこく誘ってくるため断りづらくなった女性は昨年9月頃、ビジネスホテルで瀬戸と関係を持つに至ったのだった。

「会話を楽しむでもなく、いきなり押し倒される感じ。やれればいいと思っているんだろうという印象」

 そんな感想を抱いた女性は“二度と会わないでおこう”と密かに決心する。しかし、そうとはつゆ知らず、数カ月に1回くらいの頻度で瀬戸は女性を誘い続けたのである。

 続報ではこの女性の証言の他、夜の街でのエピソードにも複数触れたが、一連の記事で快楽主義者としての姿が満天下に晒される恰好となった瀬戸が失ったものは大きかった。優佳夫人と共演した「味の素」の「勝ち飯」というCM動画は即刻削除。広告出演契約も解除された。さらに9月末にはANAとの所属契約も解除。JOC「シンボルアスリート」と競泳日本代表主将を自ら申し出て辞退することとなった。去る12日には日本水連の倫理委員会で事情聴取を受け、

「翌日の常務理事会で年内活動停止の処分が決定。東京五輪内定は維持されることになりました」(スポーツ紙記者)

ライバルの萩野よりも…

 ではどうすれば瀬戸の前に「東京五輪で金メダル」という未来が開けるのか。

「瀬戸選手は奥さんと一緒にCMにまで出演して良き夫という虚像を演じてきました。彼自身にそれが虚像だったという自覚があったかどうかは分かりませんが、メディアに登場する姿を自身の本当の姿と照らし合わせて『これでいいのか』と考えることなく過ごしてきたのでしょう」

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏はそう語る。

「日本のスポーツ界ではとにかく良い成績を残すことだけを称賛するむきがあり、それによって選手の人間的な成長が阻害される場合がある。今回の件はまさにそれに当てはまるでしょう。瀬戸選手に必要なのは、競技以外の部分で人生を見つめなおし、成長することだと思います」

 スポーツ評論家の玉木正之氏も、

「今回のことは、これまで順調に記録を残してきた瀬戸の精神的力量が試される機会だと思います」

 として、こう話す。

「瀬戸の長年のライバルである萩野公介はリオ五輪後にケガをして以降、長らくスランプで苦しんできました。二人の問題には大きな違いがありますが、ある意味、今の瀬戸は萩野よりも追い詰められた状態かもしれません。周りの人は瀬戸への期待を口にするのではなく、むしろもう次はないぞとプレッシャーをかけるほうがいい。その上で彼がどれだけ頑張れるかが大事です」

「週刊新潮」2020年10月22日号 掲載