FC東京と柏レイソルが対戦する「ルヴァン杯」が、柏のクラスター発生のため延期され、1月4日に行われることになった。

 キックオフは午後2時。しかしこの日は月曜日だ。しかも、多くの企業が仕事始めの日。発売1時間で完売したという2万5千枚のプラチナチケットは“引き続き有効”というが、購入者からは“仕事始めの日に仕事を休めというのか”“観客の身になって”と怨嗟の声が上がっている。

「本当は年内にやりたかったのですが……」

 と大会関係者が語る。

「外国選手などは天皇杯決勝がある1月1日までの契約になっており、経営側は余計なギャラの支出を強いられる。コロナによる過密日程で疲弊している選手会からも“天皇杯が終わったらきちんと休ませて”と強く要望されていました」

 しかし、

「11月下旬からカタールで行われるACLに出場するFC東京が、12月19日の決勝まで勝ち進む可能性がある。帰国後は2週間の自主隔離。しかも、今季の天皇杯は短縮日程でJ1は上位2クラブのみ12月27日の準決勝から出場するのですが、そこにもFC東京が出る可能性があるのです」

 というわけで年内は無理。そこで浮上したのが、まだ松の内の1月3日だった。だが、こちらは、

「中継するフジテレビが待ったをかけたのです。日中は“裏番組の箱根駅伝に勝てない”、夜も“編成が埋まっている”のだとか」

 だったら、深夜に録画放送すればいいのでは?

「それでは、冠スポンサーのヤマザキビスケットさんが怒ります。生中継は最大の宣伝ツールですからね。“同一スポンサーによる世界最長プロサッカー大会”というギネス記録を持っているこの大会、スポンサーの利益は絶対です」

 観客ファーストでも選手ファーストでもなく、スポンサーファーストだった?

「週刊新潮」2020年11月26日号 掲載