1987年に死去した昭和の大スター・石原裕次郎さんの命日に当たる17日、横浜市の総持寺で法要が営まれ、裕次郎さんの妻で石原プロモーション会長の石原まき子さん(83)が、「石原裕次郎記念館」の全国ツアー計画を明らかにした。現在、北海道・小樽市にある同記念館は8月31日で展示を終了するが、その後は展示会の形で裕次郎さんゆかりの品々が全国のファンに“会いに行く”形になる。

 これまで小樽でしか見ることのできなかった品々が、全国を巡ることになった。没後30年となる裕次郎さんの墓前で手を合わせたまき子さんは、集まった約1000人のファンに、計画を発表した。

 8月いっぱいで「−記念館」の展示が終了することを改めて報告。続けて「記念館がなくなるから裕次郎の世界がなくなる、ということではなく、これから展示会というものを全国でもっと身近に、みなさまのお近くで開けることになります」と明かした。

 実は、以前から石原プロには、高齢となり小樽を訪れることのできなくなったファンから「展示品を見たい」という要望が寄せられていた。ツアーではそんなファンの思いに応える。関係者によると、2018年開催を目指しているが、日程、展示品目などの詳細はまだ決まっていない。

 「−記念館」は裕次郎さんが幼少期の6年間を過ごした北海道・小樽市に91年7月にオープンした。裕次郎さんが出演した映画のフィルムやレコード、衣装、愛車だったガルウイングのメルセデス・ベンツ、ドラマ「西部警察」に登場した車両など約2万点が展示されている。

 開館後は小樽市の観光名所の1つとなり、これまでに約2000万人が来場した。施設の老朽化などで展示の終了が決まったが、まき子さんは、「26年間という長い月日、本当に裕次郎も喜んでおります。心から感謝申し上げます」と思いを明かしていた。