NHKの上田良一会長が12日、都内の同局で定例会見を行い、将来的に受信料を値下げすることを発表した。

 会長は「中期的な収支の見通しを精査した上で、還元策に加え、受信料値下げを実施したいと考えています。在り方や規模・時期は、経営委員会と議論した上で年末までに公表できるように議論を急ぎます。早期に実現できるように取り組んでいきたい」と年内までに内容をまとめると報告した。早ければ、来年度予算案に盛り込みたい意向も明かした。

 値下げへと舵を切ったのは、収支の見通しの精査に加えて、「最高裁の判決が大きな出来事だったんじゃないかと思います」と説明した。「堅調に受信料収入が伸びている。そういうことも踏まえて、収入にゆとりがあるならと責任者として方向を決めた」と話した。現在、受信料収入は7000億弱あるといい、「値下げの規模はこれからの議論になります」と話した。