「高校野球西東京大会・4回戦、早実14−0芦花」(17日、ダイワハウススタジアム八王子)

 第1シード校の早実は今大会2戦目で芦花(ろか)を七回コールドで下し16強入り。主将の清宮幸太郎内野手は「3番・一塁」で先発出場し、七回の第5打席で高校通算105号となる満塁本塁打を放った。清宮にとっては、この日50歳の誕生日を迎えた父の克幸氏(ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機監督)を祝う記念のホームランにもなった。また、今春の選抜で敗れた東海大福岡が地方大会で姿を消したことに、「西東京も大変なこと」と気を引き締め直した。以下、一問一答の要旨、その2。

 −次戦からは神宮。

 「八王子と神宮と、ひと区切りついたかなという感じはある。また初戦のつもりでしっかり万全の準備をして、グラウンドも変わるので、暑さとかにも負けないコンディションをしっかりつくって臨みたい」

 −円陣ではどんな声かけをしたか。

 「ずっと声はかけてるんですけど、いつも言っているのは『自分たちらしく』ということは言っていて、自分たちはバカバカ打つというイメージがあるかも知れないですけど、粘っこく粘っこく、フォアボールでもいいからしっかり塁に出るところを意識してやっている。そういうところは変わらずに、どんなピッチャーが来ても、粘っこいバッティングをしっかりしようっていう風には言っています」

 −今日はお父さんの50歳の誕生日。いいプレゼントになった。

 「そうっすね…(うれしそうな笑顔)、父親の誕生日だというのはわかっていましたし、最後の最後で出て、ほんとホッとしてます」

 −ホームランを打った球種は。

 「真っすぐです」

 −前の2打席で前に出た、ぐっと待てた。

 「ずっと崩されちゃってたので、しっかり引きつけて打てたかなと思います」

 −左中間方向への意識は。飛んだという感じか。

 「たまたまです」

 −引きつけるという意識。

 「外にきたからそのまま打った感じですけど、最近は練習から向こうに飛んでいるんで、その成果かなと思います」

 −ホームランはバットに乗せて運んだ形。

 「飛距離があれだけ出ているので、悪くはないと思います」

 −あっちの方向に飛ぶようになったのは、ここ最近の変化。

 「高1、高2の時はあれも入ってないかなと思いますし、やっぱり日頃トレーニングを積み重ねているので、その成果かなと思います」

 −コンディショニングが一番大事と言っているが、大会前の1週間やテスト期間中とかに気を付けたことは。

 「筋力的なところですかね。ウエートとかちょっとできないので、試験期間は、家で腕立てしたり、スクワットは自重でしたり。なまらないようにはしていました」

 −休みで体もリフレッシュできた。

 「いやでも、頭がもうパンパンで…(苦笑)」

 −腕立てスクワットは何回ぐらい?

 「何回?…いや、まあ張る程度にはやってます。しんどいです」

 −満塁ホームランはどう。

 「(本塁で)3人待っていてくれたのがなかなかないのでうれしかったです」

 −(一、二回の)走塁も積極的。本塁もギリギリセーフ。

 「(三塁コーチが)回すと思ってなかったので、しっかり走っていなきゃダメだったんですけど、この前ちょっと凡ミスしたので、積極的にいけたかなと思います」

 −(春に負けた)東海大福岡がサヨナラ負け。

 「あ、負けたんですか…」

 −ライバルが消えるということへの思いは。

 「選抜であれだけいい戦いをされて、やっぱり自分たちももう1回甲子園で当たってまたいい試合をしたかったんですけど、やっぱり福岡もなかなか勝ち残るのは難しいですし、もちろん西東京も大変なことなので、最後は笑って終わりたいと思っているので、一戦一戦やっぱり最後まで諦めちゃいけないんだなと思います」

 −橘内が直訴して1番を打たせてもらって3安打。雰囲気が変わった。

 「今までのあいつだったら『ないな』というところが率直にあったんですけど、やっぱり自分たちの代になって秋の大会、春の大会、いろいろとたくさん積み重ねていることが、あいつにとっても本当にプラスになってますし、行動だったり言動だったりが高2までとは見違えるほどよくなってきているので、それが結果にも出ていると思いますし、あいつ結構敏感なんですけど、それでもしっかり自分なりにコンディションを整えてますし、意識もすごい変わったので、日頃の意識の違いが結果として出ているんじゃないかなと思います」