「プロレス・新日本」(12日、両国国技館)

 真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」Bブロックの最後の公式戦5試合が行われ、勝ち点12で2位のケニー・オメガが勝ち点13で首位のオカダ・カズチカを破り、13日の優勝決定戦(相手は内藤哲也)進出を決めた。

 両者は、1月4日は46分超の攻防の末にオカダが勝利、6月11日は60分時間切れ引き分けと死闘を続け、これが今年3度目の一騎打ち。今回は30分の試合時間では短いと考えたのか、開始直後からオカダがレインメーカー、オメガは片翼の天使を繰り出そうとするなど、エンジン全開だった。

 だが、オカダは5日のEVIL戦で首を痛め、その後は患部にテーピングを施して戦っており、オメガは容赦なく首を集中攻撃。ミサイルキック、リバースフランケンシュタイナーなどでもん絶させ、ドクターチェックで試合が中断するほどのダメージを与える。

 そして、オメガは強引にドクターを振り払い、エプロンサイドでの場げっぱなしジャーマン、蒼い衝動などの大技で追い打ち。だが、オカダの痛みをこらえてミサイルキック、レインメーカー連発などの猛反撃を受けてピンチに陥る。それでも、最後はレインメーカーをかわしてVトリガーをたたき込み、片翼の天使を決めて24分超の戦いにケリをつけた。

 試合後、オメガは珍しく日本語を使い、「オカダ、まだ何も終わっていない」と、万全でない状態で戦ったライバルにメッセージ。そして2年連続優勝がかかる13日の内藤との決戦へ、「内藤、お前は強いしセクシーだけど、一つ問題がある。それはオレに劣るというところ。あしたは(母国の)カナダの国旗がはためくだろう。必ず勝って、外国人選手として最初のG1複数回優勝を成し遂げてみせる」と必勝を宣言した。