「プロレス・大仁田興行」(17日、神埼市次郎体育館)

 大仁田厚が、7月5日から6日にかけて、福岡、大分両県下で発生した九州北部豪雨の被災者支援に立ち上がった。17日、大仁田は母親の故郷でもある佐賀県の神埼市次郎体育館で、「がんばれ九州!九州北部豪雨チャリティー電流爆破マッチ」と銘打ったイベントを開催。同大会は入場無料で、運営費は大仁田のグッズ収益の一部が充てられ、出場選手もボランティアで参戦するなど、まさに手弁当での興行となった。

 あいにく、大会当日、九州地方には台風18号が接近し、神埼地区にも激しい雨が降り、強風が吹いた。JR九州は始発から全面運休、西鉄も午前9時頃から運休する悪条件下での開催となったが、それでも会場には400人に及ぶ熱心なファンが詰めかけた。

 ちびっ子プロレス教室の後、全3試合が組まれたが、大仁田は約30年ぶりというバトルロイヤルにも出場するハッスルぶり。メインイベントでは大仁田が、橋本友彦、リッキー・フジと組み、雷神矢口、保坂秀樹、NOSAWA論外組と、電流爆破バット6人タッグデスマッチで激突した。

 論外の爆破バット攻撃を食らって、窮地に陥った大仁田だが、サンダーファイヤーパワーボム4連発から、爆破バットを叩き込んで、論外から3カウント。試合後、大仁田は21日の超戦闘プロレスFMW・新木場1stRING大会で、最初で最後の一騎打ちを行う論外に対し、「21日、最後は二人で倒れるまで闘おうぜ!」と呼びかけた。

 イベント終了後、大仁田は「プロレスはよく『乱暴だ』とか言われるけど、ボクはプロレスをこよなく愛してます、形はハードコアかもしれないけど…。アメリカでも3000人以上の人が迎えてくれた。プロレスは体育館か広場があればできます。今日は台風でたとえ、お客さんが10人でもやるつもりだったけど、400人も集まってくれた。九州北部豪雨災害の被災者への募金にも多くの人が協力してくれて感謝します」としみじみと語った。

 この日、来場者から集められた募金は、佐賀新聞社を通じて、九州北部豪雨災害の被災者へ寄付される予定。なお、会場には民進党の原口一博衆院議員、中村てつじ前参院議員も駆けつけ、大仁田と交流を深めていた。