20日に開幕する柔道の世界選手権(バクー)に初出場する女子52キロ級代表の阿部詩(18)=兵庫・夙川学院高=が14日、アゼルバイジャンへの出発前に羽田空港で取材に応じた。初の大一番で初優勝に期待が懸かる中、「代表に決まってからの5カ月があっという間で驚いているが、やることはやってきた。楽しみな気持ちが大きい」と目を輝かせた。

 18歳2カ月で世界選手権で優勝すれば、93年大会を18歳0カ月で制した谷亮子(当時田村亮子)に次いで、日本勢では史上2番目の年少記録となる。「最年少が良かったけど、(谷さんの)次に若い優勝ができるように頑張る」と意欲を燃やした。

 ちなみに、2000年生まれの阿部は「ヤワラちゃんフィーバー」をリアルタイムでは知らず、谷さんと会ったこともないが、YouTubeに残る過去のアーカイブから試合映像を見たことはある。「動画で見ていてもすごい方。自分とは比べたらダメ」と女子柔道界のレジェンドに最敬礼した。

 兄の阿部一二三に勝るとも劣らない、積極的に投げ勝つ柔道はスター性十分。満を持しての世界デビューに向け、「誰もが驚く柔道で世界にアピールしたい」と腕をぶした。