「全国高校野球選手権・2回戦、智弁和歌山7−1明徳義塾」(13日、甲子園球場)

 智弁和歌山(和歌山)が集中打で2011年以来の3回戦に進出した。0−1の七回、一、三塁の場面では主将の黒川史陽内野手(3年)が二遊間への打球を放った。遊ゴロかと思われたが、遊撃手の目の前でボールが高く弾み同点打に。この1点を皮切りに、大会1イニング最多タイ記録となる3本塁打などで7点を奪った。

 明徳義塾(高知)は五回に1点を先制したが、その後が続かなかった。馬淵史郎監督は七回の守備で黒川に同点打を許した場面について「ゲッツーやと思ったらイレギュラー。流れが悪かった。でもここ一番でイレギュラーが出るのが甲子園。黒川君のスイングが速かったからイレギュラーしたんでしょう」と相手をたたえた。

 ただ、終盤までは優勝候補の相手を苦しめた。「今年は私が監督になってから一番弱いチーム。でも、力を合わせればここまでできるんだという、高校野球の見本のようなチームでした」と、自軍の選手も称賛した。