「高校野球高知大会・決勝、高知3−2明徳義塾」(2日、春野総合運動公園野球場)

 高知が明徳義塾を破り、2009年以来の夏の頂点に立った。

 勝負を決めたのは9番・津野虎太郎内野手(3年)だ。同点に追いつかれた直後の九回、2死一、三塁の場面。「弱気になったら絶対に勝てない」と、初球を中前へ。決勝打を放った津野は仲間たちからの大歓声に、一塁塁上で両手を挙げて応えた。

 先発の安岡拳児投手(3年)も気迫の投球を見せた。昨夏の決勝・明徳義塾戦でも先発したが、わずか2回で降板。その悔しさを晴らす、2失点完投勝利。試合終了の瞬間、センター方向へ向かって大きな雄たけびを上げた。

 甲子園が中止となった今大会、チームは3年生を中心の戦いを選択。2年生右腕の森木大智投手(2年)はスタンドで応援に。大会初戦終了後、安岡は「森木がいない分、自分がしっかり投げないといけない」と、自覚十分に語っていた安岡。エースとして大きな仕事を果たした。