「ロッテ3−2オリックス」(17日、ZOZOマリンフィールド)

 一瞬の静寂のあと、打球は逆風を切り裂いて左翼スタンドに飛び込んだ。同点の九回1死。2年目の大城がロッテ・内からプロ入り後、369打席目にしてうれしい初本塁打を放った。本来なら劇弾ヒーローとなるはずだったが、サヨナラ負けで幻に。なので笑顔はない。

 「うまく体が反応してくれました。3ボール1ストライクで打者有利のカウントなので積極的にいこうと思いました」

 こう打撃を振り返り、ベース一周については「恥ずかしかったです」と初々しい反応を見せた。

 最近15試合連続で先発出場。二遊間に外野とユーティリティーぶりも発揮し、出番を増やしている。

 「チーム打撃が一つ一つできるようになったので思い切りできている。試合に出してもらっているので自分のできることをしたい」

 好調の要因を自ら分析した。

 母校・興南高校が全国一番乗りで甲子園出場を決めた。

 「刺激になっています。僕も頑張らないとと思っています」

 2年時に遊撃手として春夏連覇に貢献した先輩は後輩たちの活躍には笑顔を見せていた。