今季限りでの退任が決まっている阪神・掛布雅之2軍監督(62)が12日、高山俊外野手(24)を原点回帰させる方針を示した。この日のウエスタン・オリックス戦(舞洲サブ)は雨天中止となり、甲子園の室内練習場で全体練習を行った。

 ハードな練習をこなし、ティーネットの前で座り込む高山の元へ指揮官が歩を進めた。トレーナーにトスを要求すると、実演指導の始まりだ。62歳とは思えない鋭い振りで、下半身の使い方を説明した。

 2軍監督就任1年目だった昨年の春季キャンプ初日。室内練習場でロングティーを行うドラフト1位ルーキーを見て、その才能にほれ込んだ。「目をつぶると、その時の高山の姿が浮かんでくるんだよね」。続けて「そういう高山に近づけたい。戻らないとは思うんだけど、その中で味付けをしたい」と、現在の打撃フォームの中で最適の形を教え続けていくと予告した。

 「(高山は)楽をしすぎるんだよね。バッティングっていうのは楽をしちゃだめだよ」と問題点も指摘した掛布2軍監督が、高山の復調を後押しする。