阪神に途中入団した新外国人のロジャースが、先のヤクルト3連戦で11打数6安打2本塁打と好結果を残した。3連戦最後の一戦では4番を打った。今後、ロジャースがこのまま打ち続けるかといえば、まだ?マークが付く。

 3戦目はテレビ解説のため神宮球場で生で見たが、外に逃げるボールに手を出していたのが少し気になった。好結果が出たのも相手バッテリーが弱点をつかんでいないのもあっただろう。ただ、バットコントロールはいい。外国人にはなんでもかんでも振り回す打者がいるが、そういうタイプではなさそうだ。

 これまで外国人を何人も見てきたが、入団年によって運、不運もある。同じ力の選手でもその年によって相手投手のデキが違う。いくら力があっても相手の投手力が高いと、結果が残らない。そういう意味では、今年はセ・リーグの投手は全般的にデキが悪い。キャンベルと比べると先にも述べたようにバットコントロールもよく、期待できる。

 日本にやってきた外国人の中で、「とにかくこいつは打つ」と断言できたのは阪神のランディ・バースと、私が東京(ロッテ)時代に入団し、1975年には阪神にも在籍したジョージ・アルトマンの2人だけだ。この2人は投手サイドから見て、打つだろうと思ったし、その通り結果を出した。

 ロジャースは残念ながらそこまで断言できる選手ではない。ヤクルト戦の第3戦で4番を打ったが、タイプとしてはどちらかといえば中距離打者だ。広島のエルドレッドは打席に入るとホームランを期待する。しかし、ロジャースはアベレージを残し、ヒットの延長がホームランというタイプである。

 ヤクルト戦で打ったからと言って、金本監督やコーチも「こいつはいける」というまでの手応えはつかんでいないはず。相手球団がどこの球が弱いか的確につかめていない状態であり、もう少し様子を見なければいけないと思っているだろう。もう少し打席数をこなしたときにどういう結果を残しているか、楽しみであり不安でもある。