右足腓骨(ひこつ)骨折から復帰を目指す阪神のメッセンジャーが、6日の中日戦(甲子園)で復帰登板が濃厚となった。この一戦のでき次第ではCSでの登板もあるという。

 1日の2軍練習試合・箕島球友会戦(鳴尾浜)で先発、5回無失点と結果が出したが、私は無理をさせたくない。試合での投手は投げるだけではない。バント処理やベースカバーに入るなど突発的な動きがある。故障上がりで、来年に影響するようなことがあってはならない。

 その一方でメッセンジャーが投げたいと言って再来日したのも事実だ。外国人選手はシーズン終盤にケガをすると、そのまま帰国してしまうことが多い。メッセンジャーは今季絶望かと思われたにもかかわらずギプスをして再来日。その心意気は買いたい。規定投球回クリアまであと4回。そこまでは投げさせてやりたいが、無理してCSに登板するのは心配だ。

 CS第1Sの相手がDeNAに決まった。今季の対戦成績は、阪神が14勝10敗1分けと勝ち越している。しかし、横浜スタジアムで8勝3敗1分けと大きく勝ち越しているにもかかわらず、CS第1Sが開催される甲子園では6勝7敗と負け越している。

 同じグラウンドで同条件ではあるが、狭い球場を本拠地とするDeNAの投手陣にとって、甲子園は心理的に有利なのだろう。横浜スタジアムでは本塁打となるような左中間、右中間への大飛球が甲子園では二塁打やうまくいけば外野フライになる。そうなると投手は「いけるやんか」と大胆な攻めができる。この投球が阪神打線を苦しめている。阪神がCS第1S突破するためには、どれだけ打線が奮起するかにかかっていると思う。

 広島とのCSファイナルSに進んだ場合は、阪神の方が精神的には楽だとみている。10ゲーム差以上離されての2位。実力差からいえば負けて当たり前。日本シリーズに出られればラッキーというくらいの気持ちでノビノビ戦えると思っている。加えてCS第1Sに勝った勢いもある。逆に広島は勝たなければならないというプレッシャーがあるだろう。短期決戦は何が起こるか分からない。DeNAに勝てば、日本シリーズ進出に大きな期待が持てる。