「広島7−1阪神」(2日、マツダスタジアム)

 “怖さ”がない。阪神は大幅に組み替えられたスタメンで、ドラフト1位・佐藤輝がサンズと共に先発から外れた。佐藤輝は結果が三振でも“プレッシャー”を与えられる選手だ。

 相手バッテリーからすれば『少しのコントロールミスで本塁打を打たれる』という重圧をかけられるバッター。調子の落ちている打線の組み替えはよい。だが、佐藤輝をスタメンから外すと相手へのプレッシャーが軽くなる。現役時代の長嶋さんや王さんは春季キャンプで160試合出られる体作りをしたという。オープン戦や日本シリーズも考慮した試合数だ。佐藤輝は新人だが“ON級”を期待したくなる。

 また、この日の先発遊撃は昇格したばかりの山本だったが、北條でもよかった。北條はこれまで1軍ベンチにいた選手。上がったばかりの選手の先発起用は、控え選手の士気にも影響しかねない。

 一方、先発・西勇は二回に7失点しながら四回まで続投。今の打線で7点差は苦しい。巨人は1日・広島戦で菅野を三回途中4失点で交代させた。最終的には原監督の“大なた”をふるう采配で逆転勝ち。巨人とのゲーム差は縮んでいる。

 阪神は前2カードでDeNA戦3連敗、ヤクルトに1勝1敗1分け。そしてこの日の広島戦で敗戦。下位からの取りこぼしは後々、響きかねない。