「中日6−2阪神」(21日、バンテリンドーム)

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が中日−阪神戦でデイリースポーツの解説を務めた。チームは中盤までの失点が響いて3連敗。岡田氏は先発ローテの組み方を指摘した上で、打線の現状を考えれば先発投手の踏ん張りが打開策になると分析した。

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 これで阪神は3連敗となってしまったが、やはり先発投手が踏ん張らないと厳しい試合展開になってしまう。二保は前回登板も京セラドームで見たが、空振りを奪えるボールがないと厳しい。そして先発ローテを組む上で、各投手のタイプというのを考えなければいけない。

 初戦に登板した西勇は140キロ台中盤のストレートがあった上で、スライダー、ツーシームを両コーナーに投げ分けて組み立てるタイプ。二保も同様だ。前日に一挙5点を奪って西勇を攻略した中日打線からすれば、同じイメージで第2戦に臨むことができる。

 だから初戦で西勇が攻略されると、次戦の二保は厳しい立場からのスタートになってしまう。同じ投球スタイルだけに、前日の流れを断ち切ることも難しい。西勇、二保と来て22日の第3戦も技巧派の右腕・秋山。週末の3連戦となる9月3日からの巨人戦に向け、一考の余地はあるのではないだろうか。

 そして現状の打開策として言えるのは、打線の状態をきちんと認識すること。前半戦で活発な時期もあったが、これが本来の力と考えて、どう勝ちゲームへ持って行くかを考えなければならない。

 そこで大前提となるのが先発投手の踏ん張りだ。とにかく先制点をやらない、仮に失点しても最少失点で切り抜ける。序盤から打線が追いかけていくような展開を作らないことが、最優先課題になるだろう。