どんなに給料が良くても、どんなに残業が少なくても、働きがいのない企業で働くのは、仕事に真剣な人にとっては実に辛いもの。しかし、なかなか公開された情報だけで、働きがいのある企業を見抜くのは難しいことです。

 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営する株式会社ヴォーカーズは、同サイトに投稿された「社員・元社員による、働く環境に関する評価点」を集計。社員の働きがいをランキング化した『社員が選ぶ「働きがいのある企業ランキング2019」』を発表しました。

 今年で第6回目となる今回の調査では、どの企業が上位にランクインされたのでしょうか。ベスト5の企業を見ていきましょう。

※集計期間内(2017年7月〜2018年12月31日)にVorkersへ投稿された回答時に現職または1年以内に退職した社員による回答(全7万5657件)が対象。8つの評価項目(待遇面の満足度、社員の士気、風通しの良さ、チームワーク、20代成長環境、人材の長期育成、法令順守意識、人事評価の適正感)を元にVorkers独自のアルゴリズムによりランキングを算出。

1位グーグル、2位セールスフォース!
「働きがいのある企業ランキング2019」発表

『社員が選ぶ「働きがいのある企業ランキング2019」』1位に選ばれたのは、グーグルです。2位はセールスフォース・ドットコム、3位には三井不動産がランクインしました。

上位企業の社員が語る
「働きがいがある」理由とは?

 今回のランキングでは、グローバル企業やベンチャー企業が数多く上位に選ばれていますが、どのような点が社員から「働きがいがある」と評価されているのでしょうか。1位グーグルと2位セールスフォース・ドットコムの社員クチコミから探ってみましょう。

1位 グーグルの社員クチコミ
「風通しがよく組織体制は非常にフラット。日本法人だがレポート先はオーストラリア、シンガポールなどとなり、グローバルな環境で活躍できる。終身雇用を前提とはしておらず、人の入れ替わりは早い。一方で仕事や職場環境が嫌で辞めるのではなく、次のステップに進む前向きな転職が多く、脱google後もgoogleのセミナーに登壇したりと、人の能力が評価される」(アーキテクト、男性)

「社員それぞれのバックグラウンドや個性、アイデアを尊重する文化が隅々まで行き届いていました。それぞれの違いを理解し、尊重するという点では、入社時のトレーニングだけでなく、入社後も定期的にオンライン、オフラインのトレーニングが提供されます。オフラインのトレーニングでは、心理学に基づいたアンケートをもとにそれぞれの社員の外交的、結果に執着する、チームワークを大切にするといった個性が共有され、相手の個性を尊重し、適切なコミュニケーションを考えることが推奨されました。定期的に届く経営陣からのメールでも、違いや個性を尊重しようというメッセージが繰り返し共有されます」(広告サービス部門、男性)

2位 セールスフォース・ドットコムの社員クチコミ
「Ohanaという社員は家族という文化のため、全体的に協力的な雰囲気が出来上がっている。また、ベンチャー起業の雰囲気もまだ残っていて、数ある会社の中で成長性の高さと勢いを十分に感じることができる」(TA、男性)

「毎月のKPIが明確に設定されており、外資系らしく数字を残すことが求められる。安定して数字を残すことは非常に難しいので、数字を達成するためのモチベーションを高く持ちつつ、工夫・努力を常に行うことが求められる。キャリアについていつでも相談できる環境が整っている。長期間同じ職に留まる事がないため、常に次のステップアップに向けたキャリアを描くことができる」(営業、男性)

 これらの社員クチコミから見えてくるのは、やる気のある人にはチャンスが与えられ、和気あいあいとしながらも切磋琢磨できる環境が整う企業の評価が高いことです。これから働き方改革の一環で、労働時間はより厳しく制限されるようになりますが、生産性を高め、さらに社員のやる気も高められるような取り組みが、企業により一層求められるようになりそうです。

(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]からの提供データを元に制作しています)