中国・四国で年収が低い企業
今年の上位の顔ぶれは?

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「中国・四国で年収が低い会社ランキング」を作成した。

 対象は、中国・四国地方(岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県)に本社を置く上場企業が対象(本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ)。

 単体の従業員数が20人未満の企業は除外している。対象期間は、2020年4月期〜21年3月期。

 早速、ランキングを確認していこう。

平均年収400万円未満の
企業は9社

 今回のランキングで、平均年収が400万円未満の企業は9社となった。

 年収の低さで1位は秋川牧園で340万円だった。同社は昨年のランキングでも1位(331.4万円)。年収の低さもさることながら、平均年齢は44.52歳と高い。

 同社は山口県山口市に本社を置き、無農薬・無投薬の食肉、鶏卵、牛乳などの生産卸売事業や直販事業を行っている。21年3月期はコロナ禍に伴う内食需要の増加で、生活協同組合や宅配会社を主な販売先とする生産卸売事業と、消費者に宅急便で届ける直販事業が好調。売上高は64億1700万円、最終利益は1億6900万円と増収増益を確保した。

 2位は野菜苗の生産販売などを行う愛媛県宇和島市のベルグアースで367.1万円。1位と2位は共に水産・農林業の企業となった。

 ベルグアースは19年10月期、20年10月期と2期連続で最終赤字が続いたが、21年10月期は生産体制や生産工程の見直しで製造コストの圧縮を図ることなどにより、1億2200万円の最終利益を確保した。

 3位は前回と同様、フェライトを主力とする電子部品メーカーのトミタ電機(鳥取県鳥取市)で、367.7万円。同社の平均年齢は48.2歳と、上位100社で最も高い。

 国内外における競争が厳しくなる中、さらに新型コロナによりサプライチェーンの停滞や工場稼働の停止により、車載関連や産業機器関連の需要が大幅に減少。2021年1月期は3期連続となる最終赤字となった。

 4位はセンサー大手の日本セラミック(鳥取県鳥取市)で369万円。前年の406.2万円から大きく下げた。

 5位はブックオフなどのリユース事業とモスバーガーなどの飲食事業のフランチャイズチェーンなどを行うありがとうサービス(愛媛県今治市)で378.4万円となった。

(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)