1位は初登場の三十三FG
平均年収994.7万円

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「大阪府を除く近畿地方で年収が高い会社ランキング」を作成した。対象は大阪府を除く近畿地方(京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀の1府4県)に本社を置く上場企業で、単体の従業員数が20人未満の企業は除外している。対象期間は2021年4月期〜22年3月期。

 さっそくランキングを見てみよう。

 1位になったのは、三重県松阪市に本社を置く、三十三フィナンシャルグループ(FG)。昨年と一昨年にも100社を対象に同様のランキングを作成しているのだが、100位以内に名前がなかった初登場の企業だ。

 2018年設立の同社は、三重銀行と第三銀行が経営統合して「三十三銀行」となったことで誕生した金融持ち株会社である。三十三フィナンシャルグループは平均年収994.7万円、従業員数60人。このほかに子会社の株式会社三十三銀行があり、従業員数は2458名となっている。

 三十三フィナンシャルグループの社員は、三重銀行または第三銀行からの出向者。2021年までは従業員数6人未満と少なかったため、本ランキングの対象になっていなかった。

2020年、2021年に1位だった
任天堂が2位に

 2位は京都市に本社を置く任天堂で、平均年収988.6万円、従業員数2534人。昨年は971万円で1位、一昨年は935.1万円で同じく1位だった。2位にはなったものの、平均年収は2年連続で順調に増加している。

 今年度の任天堂は、半導体部品の供給不足の影響などがありハードウエアの販売台数は昨年より減少しているが、『スプラトゥーン3』や『Nintendo Switch Sports』『マリオストライカーズ バトルリーグ』など、今年発売した新作ゲームが好調な売れ行きだという。

 3位は兵庫県芦屋市に本社を置くJCRファーマで、887.7万円(昨年2位)。同社はバイオ技術を強みとする製薬メーカーで、アストラゼネカの新型コロナウイルス用ワクチン原液製造を担っている。11月9日には、神戸サイエンスパークに原液工場が完成したと発表した。

 4位はスポーツウエア・用品やスニーカーなどを製造・販売するアシックスで、865.9万円。神戸市に本社がある。昨年は9位、778.8万円だった。

 5位は兵庫県尼崎市に本社があるタクマで、856.2万円。前年は3位で、平均年収858.5万円だった。環境とエネルギーを主要テーマに、ゴミ処理・水処理・産業廃棄物処理プラント事業などを展開する企業だ。

 ランキングの完全版では、6位以下の全200社を掲載している。オムロン、島津製作所、村田製作所、京セラなど京都に本社がある有名企業も多く登場するので、チェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 吉岡綾乃)